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「この会社にいつまでいるのだろう?」と思ったことはありませんか?時代の変化が早い昨今、誰でも一度は考えてしまう転職。しかし、“転職”がすべてを解決してくれると思ったら大間違いです。この連載では、将来損をしないようにキャリア防衛し、「得するキャリア」を創るにはどうすればよいかを伝授します!
 



 あなたの「得するキャリア」を考えるために、まずは今現在あなたの持っているキャリアの戦力をチェックすることから始めましょう。今回の連載から2回にわたり『キャリアの整理法』をお伝えします。

「自分自身を客観的に見ることができるんです」?

 「自己分析」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか? 今年の就職活動生を対象としたアンケート調査で、「後輩にアドバイスするとしたらどんなことですか?」という質問の回答第1 位が「自己分析を早く始めたほうがいい」で42.9%でした。就職活動を体験してみて、「自己分析しないと、自分に合った会社を選ぶことはできないと実感したのでしょう。社会人の皆さんもキャリアを整理する前に、「自己分析」をもう一度思いだしてみてください。

 「自分は人と話すのが好きだから、営業が向いている」と思っていた人が実際に営業をやってみると、話すだけでなく緻密な数字による計算が重要だったり、「コツコツとパソコンに向かっているのが好きだから、ITプログラマーが向いている」と思っていた人が実際にその仕事に就いてみると、お客様のニーズや仕様を確認・伝達するコミュニケーション能力が必要だったり、振り返ってみると得意なことだけではうまくいかないこともあったのではないでしょうか。

 先日、福田元首相が辞意を表明した記者会見で、「私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです」と発言したことが話題となりました。『自分自身を客観的に見ることができる』ということは、もう1人の自分が天から見下ろすように冷静に自分を見ているということです。この騒動の結末はさておき、「客観的な自己分析」は難しいことですが、あなたのキャリアを守るには非常に重要となります。

 自己分析のツールとして、今やいろんな企業で性格やコミュニケーションタイプなどを判断するテスト(アセスメント)の導入が進んでいます。アセスメントを受けるチャンスはなくても、評価の時期に上司との面談でフィードバックを受けたり、360度評価で上司以外からも仕事ぶりや改善点などのフィードバックを受けたりすると思います。この情報を評価としてだけでなく、今後のキャリアを考える貴重な材料と捉え自己分析に役立てましょう。他にも顧客や同僚に言われた感謝の言葉でもかまいません。

 それでは、自分を客観的に見る視点に気づいていただいたところで、もう少し具体的にキャリアを整理する考え方をご紹介していきます。


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INDEX
ホントに転職していいの?今あるキャリアの整理法(前)
「自分自身を客観的に見ることができるんです」?

キャリアは「スキル軸」と「マインド軸」で分ける

 





著者プロフィール
萱野 聡(カヤノ サトル)

日本通運株式会社、SAPジャパンで人事業務全般に幅広く従事。長年の人事経験より、キャリアアドバイザーの重要性に目覚め、産業カウンセラー、米国CCE Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー等を取得後、慶應義塾大学SFC研究所CRL個人研究会員として最新のキャリアアドバイザー論を学び、組織活性化など人事部のアドバイザーとして活躍中。株式会社サクセスボード 代表取締役社長。


藤崎 葉子(フジサキ ヨウコ)

新卒にて金融関連企業入社後、ネット系ベンチャー企業にて、新規事業・人事部立ち上げに従事。人事部にて中途・新卒採用、人事制度構築などを経験し、キャリア開発におけるカウンセリングの重要性に気づき、日本キャリア開発協会認定CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)を取得。その後、リクルートエージェントにて転職支援を経験後、現職にて企業内キャリアアドバイザーとして活躍中。株式会社サクセスボード キャリアカウンセラー。






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