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 SEからITコンサルタントを目指す人へ。華麗なイメージに騙されず実態を見据え、慎重にキャリアチェンジを実現しましょう。【バックナンバーはこちら】



本当に高給取り? ITコンサルタント年収の実態

  「高額収入の業界」として、金融、商社、マスコミと並ぶイメージを抱かれているコンサルティング業界ですが、ITコンサルタントの報酬の実態とはどれくらいなのでしょうか。実際のデータと照らし合わせながら検証していきましょう。

 まずは、各社の新卒段階における初任給の一覧表です。大卒初任給の平均が20万700円(09年4月、イーキャリア調べ)というご時世であることを考えると、他業界と比しても高水準であることがみてとれます。

『ITコンサルティングの基本』(日本実業出版社)から引用(以下同)

 ひとくちにITコンサルタントといっても、年収水準は所属する会社の規模や系列、国内系か外資系かによって大きく異なります。

 会社業績によって左右される部分もあるため、一概には言えないのですが、たとえば外資系の大手ファームであれば、30歳前後のコンサルタントクラスの場合、額面で550~800万円程度。マネージャーになっていれば1,000万円程度というところでしょう。独立系コンサルティングファームの一部でも、上流の戦略から提案できる力量のある会社では、大手ファームに匹敵する給与水準を持つ会社があります。

 外資系でもシステムインテグレーターであったり、日系のファームやシンクタンクであれば、金額的には上記水準を若干下回る程度になります。ただし日系企業の場合、外資系にはない福利厚生が充実している面もありますので、金額面だけでの単純比較はできないのが実情です。

 いずれにせよ、年収水準については企業間での差が非常に大きく、業界全体でみても年収が高い会社もあれば、一般的なシステム開発会社とさほど違わない水準の会社も存在します。会社規模も、年収レベルの高低とはあまりリンクしていません。





著者プロフィール
新田 龍(にった りょう)

キャリア教育プロデューサー、ブラック企業アナリスト、大学講師。株式会社就活総合研究所、および株式会社ヴィベアータ 代表取締役。

早稲田大学政治経済学部卒業後、ネット上で「ブラック企業」といわれる2社において事業企画、コンサルタント、人事採用職を経て独立。「すべてのはたらくひとをハッピーに」を目指し、これまで5,000名以上の面接・カウンセリング経験、早稲田大学など20大学でのキャリア指導経験を持つ。

著書に『人生を無駄にしない会社の選び方』(日本実業出版社)、『伝説の就活』シリーズ(ゴマブックス)、『ITコンサルティングの基本』(共著、日本実業出版社)など。






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