外資系への転職を目指すなら、最初に用意したい「英文履歴書」
キャリアアップを目指して転職を考えたことがあるなら、転職先の候補の1つとして、外資系企業も検討したことがあるはずです。外資系企業に転職するなら、スキルが高く、即戦力として活躍でき、有能であることを、転職活動を通して証明しなければなりません。
外資系企業への転職活動において、最初の難関は英文履歴書(英語でResumeもしくは CV)です。履歴書をはじめとする書類は、転職活動のスタート段階で用意しておくべきでしょう。人材紹介会社や求人企業から要求される前に、英文履歴書を準備しておくことが望ましいです。
このコーナーでは、英文履歴書を効率的に作成するのに最低限必要な知識を解説してきます。第1回目は、はじめて英文履歴書を作成する人がやってしまいがちな間違いや和文職務経歴書との違い、記載内容のレイアウト構成を理解することを目標に説明します。とくに、現在ITエンジニアリングを中心とする専門知識・経験を持ち、日本の外資系企業に転職を検討している人に役立つ情報もお届けします。
英文履歴書作成で日本人がよくやる4つの間違い
インターネットで検索すると、英文履歴書のサンプルをいくつも見つけることができます。すでにウェブサイトにあるサンプルを参考にして、英文履歴書を悪戦苦闘しながら書いている人も多いでしょう。
ここからは、和文職務経歴書、和文履歴書をベースに英文履歴書を作成する人が陥りやすい4つの間違いを解説します。作成する前に知っておくだけで、効率的に進めることができるでしょう。
間違いその1:和文職務経歴書、和文履歴書の直訳で作成してしまう
英文履歴書にフォーマットなし
英文履歴書には、和文履歴書のように市販の用紙や決まり切ったフォーマットはありません。どちらかというと、和文職務経歴書のようにレイアウトは自由で、記載項目は求人内容に合わせて自分で決めていきます。
人材紹介会社に和文職務経歴書の書き方について相談したことがある人はわかると思いますが、5社のキャリアコンサルタントに相談すれば、5通りの考え方が返ってきます。一般的に必要とされる記載項目はありますが、そもそも書式に正解がありません。
年齢、性別、健康状態は書かない
英文履歴書には書かなくてよい項目がいくつかあります。英文履歴書は和文履歴書・職務経歴書にある生年月日・年齢、家族構成、既婚・未婚、性別、健康状態、退職理由、現在および希望年収は書きません。また写真の添付も必要ありません。
米国では年齢や性別、健康状態の記載情報によって採用判断することは違法です。もし米国系企業に応募するならば、書類が本社に転送される可能性がありますので、英文履歴書には上述の内容は記載しないほうが適切です。
とはいえ、米国以外の国が同じ対応かというとそうではなく、欧州では生年月日や家族構成を記載して英文履歴書を提出するビジネス慣習があります。そのため、応募する外資系企業の本社がどこにあるのか調べた上で記載内容を決定する方が望ましいでしょう。もし判断に迷った場合、米国の様式で作成することをお勧めします。
学歴より職歴重視
記載順にも違いがあります。英文履歴書は職務経歴および学歴を最新順に記載します。たとえば、実務経験7年あるならば、採用側は7年前の経験には興味がありません。応募者がいまできる能力が何かについて知りたいのです。日本の履歴書では学歴を先に書きますが、中途採用では学歴より職歴が重要視されます。ですから、記載順も学歴より職歴を先に持っていくことが望ましいです。
このように英文履歴書を作成するのに、和文書類をそのまま直訳することはできません。最近、外資系企業の転職事情の影響を受けて、和文職務経歴書の書き方は英文履歴書と同じフォーマットが出始めていますが、記載項目に大きな違いがありますのでご注意ください。(次ページへ続く)



