2010年度(2010年4月~2011年3月入社)の正社員(新卒・中途入社)の採用状況について尋ねると、「増加する(見込み含む)」と回答した企業は、14.3%で全体の1割強にとどまった。ただし、2009年度見込み(2009年2月調査)の11.2%と比べると3.1ポイント増加した。

業界別では、「農・林・水産」(25.6%)や「小売」(16.7%)、「建設」(15.9%)といった内需関連業界とともに、外需を中心に景況感が復調している「製造」(15.5%)が全体を上回り、比較すると採用意欲が高いといえる。
地域別では「北陸」(15.9%)や「東海」(15.6%)、「四国」(15.2%)、「中国」(15.0%)で採用増の割合が高かった。一方、10地域中で最も低い「北海道」でも同12.9%(69社)と地域間格差は3.0ポイントにとどまった。
一方、「採用予定なし」は47.5%と5割に迫る。過去5回の調査を通してみると、雇用環境の改善が続いていた2005年度が21.2%、2006年度が25.5%、2007年度が25.2%であった。サブプライム問題が拡大していた2008年度は30.4%となった。さらに、世界同時不況の影響を受けた2009年度は45.9%へと悪化、2010年度は前年度をさらに1.6ポイント上回る結果となった。
業界別では、「不動産」(62.0%)や「卸売」(55.7%)などが5割を超えた。とりわけ、「不動産」は10業界中4年連続でもっとも高くなっており(「その他」を除く)、正社員採用の厳しさが際立った。



