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ステップ2 応募する企業を探す
小島 美津子 [著]
公開:2008/10/03 09:00


 その転職活動、ホントに正しいやり方ですか? [ステップ1 転職の決心・計画]から[ステップ7  入社準備・初出勤]まで、転職活動の流れに沿ったツボをお届けします。【バックナンバーはこちら】



A.自分なりの選択基準づくりと情報源の使い分けが大切

 世の中には、実に膨大な量の求人情報が出回っている。転職の計画段階では、それら求人全体を見渡すことで、どんな業界が成長しているか、どんな職種のニーズが高いか、また志望分野の採用状況は……といった情報収集もできる。

 だが、その延長で応募活動になだれ込むのは失敗のもと。「ここがよさそう」「こっちもいいな」など、とかく印象による”衝動買い”のような企業選びになってしまう例が多いからだ。たとえスムーズに採用されても、時間が経つにつれて、後悔する結果になりかねない。

 とくによくあるのが、現職場の問題点や不満点の解消に目を奪われた応募先選びをしてしまう失敗ケース。これまで恵まれていた勤務環境や条件については、ノーチェックとなってしまいがちだ。「あって当然」と思い込んでいた社会保険の適用が受けられない、時間外手当がつかない、定期昇給がない、あるいは有休がとりにくい……など、落とし穴は各所にあるので気をつけたい。

あらかじめ自分なりの選択基準と優先順位を設定しておこう

 転職先となる求人企業選びは、100%自己責任。基本的な労働条件には、ひと通り目配りすることが大切だ。そのためには、あらかじめ主要な項目を網羅した自分なりの選択基準を設定しておくこと。それに照らして求人広告をチェックし、応募先を絞り込む方法をおすすめしたい。

 選択基準づくりの主な項目は次のとおり。ただし、ここで注意したいのは自分の市場価値とのバランス。相手にばかり100点満点を望めば、応募先企業は見つけにくく、見つかっても採用されるのは難しい……。転職目的や自分の価値観に沿って、選択基準の優先順位をつけ、妥協できる部分や譲歩範囲を定めておくことも欠かせない作業だ。

いつも同じ情報源では行きたい会社は見つからない

 事務や営業など、各媒体に数百件もの求人情報が掲載されているケースでも、企業側の応募条件をクリアできて、なおかつ自分の選択基準にも合致する求人は1〜2件あるかないか……。同時期に応募する企業の数は、2社程度が適切とも言われているため、膨大な求人情報を一挙に数件まで絞り込むことで、活動の効率も上がるはずだ。

 ところが、実際には「絞り込むどころか、応募先が1件も見つからない」と悩む転職者の声が少なくない。そんな場合、まず行ってほしいのが情報源の見直しだ。最近は、中途採用の募集手段が多様化の一途にある。情報源の種類も多く、各媒体を扱う会社も無数にある。求人予算が潤沢にある場合を除き、大半の企業は、その内の1〜2を選んで採用活動を行っているのが実情だ。いつも同じ情報源、同じ媒体を使っていては、いくら探しても出合えない求人企業があることを知っておきたい。

 主な情報源は、下のとおり。それぞれの特色を生かした使い分けをすることも大切だ。とくに、開発職・技術職・上級マネジメント職などの場合は、非公開求人も視野に入れながら複数の情報源を併用することも、いい求人企業と出合うコツだろう。






著者プロフィール
小島 美津子(コジマ ミツコ)

キャリア・アドバイザー。

職業選びとキャリア形成、女性の社会進出などをテーマに、1985年に有限会社クリエイション ユウを設立・主宰。以来、教育情報誌や求人情報誌での就職・転職・再就職にかかわる編集記事の企画制作、活動への指導・助言を経験。幅広い業界・職種の知識、通算1000社を超す採用現場や人事担当者の取材をベースにした現場感覚のあるアドバイスに定評がある。

著書に『採用される履歴書・職務経歴書はこう書く』『採用される転職者のための面接トーク術』(ともに日本実業出版社)ほか。






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