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 リクルート出身、元大手メーカーのカリスマ採用担当者の人材コンサルタント常見陽平が、企業が頭を下げてでも欲しがる人材に成長するヒントをお伝えします。小手先のテクニックに頼るのではなく、流行に左右されずにビジネスパーソンとしての底力、生き抜く力を磨きましょう。【バックナンバーはこちら】



 皆さん、こんにちは。春は別れと出会いの季節です。異動や転職などにより、一緒に働いていた仲間が旅立って行ったり、新しい仲間を迎えたりということで、歓送迎会なども多数開かれることでしょう。組織変更などもあり、新体制で4月を迎える人もいることでしょう。

 そこで今回は、別れと出会いを盛り上げるため、そして、組織の活性化を図るためにも「宴会を盛り上げる技術」「サプライズの技術」についてお伝えしたいと思います。リクルート、バンダイという職場イベントに妙なこだわりがある企業を渡り歩いた私が、実際にあった事例を生々しくお届けします。

これぞ「ならでは」の宴会芸 役員もびっくり! ヒーローまで登場するバンダイのサプライズパーティー

 まず、私のバンダイ時代の話をお伝えしましょう。入社して驚いたのは、心の底から社内のイベントにおいて楽しいときを創ることにこだわっている企業だということでした。さすが、「夢・クリエイション」「楽しいときを創る企業」だなと思いました。

 具体的に、例を1つ挙げます。今からもう4年前の話です。入社して半年後、当時私がいた部署の担当取締役が常務取締役に昇格しました。その時に、彼が管掌する部署では「サプライズお祝いパーティーを決行しよう!」と有志が立ち上がりました。絶対に役員に知られないように、水面下で情報のやり取りが行われます。

 まず、サプライズパーティーの日程を押さえます。管掌部署の事業部長に依頼、「ホテルで重要な取引先との会食があります。先方の経営陣も出てくるので、ご同席いただきたいです」というアポをいれます。役員秘書とも結託して進めます。当日は絶対に役員に知られないようにオフィスから移動し、会場のホテルで準備開始。そして、取引先との会食だと思い、会場にやってきた役員は、部署の社員が勢ぞろいしていてびっくり…。

 さらに、名物のヒーローショーも開催されます。演じるのは社員です。会場が突然、暗転。悪の軍団の「◯◯、お前が常務だなんて生意気なんだよ。今すぐ、お前を倒してやる!」という声が響き渡ります。「待て、そうはさせない!」正義のヒーローが登場し、戦闘モードになります。

 激しいアクションが展開されますが、最初は必ず正義のヒーローが負けるのがお約束です。「だめだ、何か足りない! そうだ、常務を支えるみんなの声だ!」このセリフに合わせ、常務コールが巻き起こり、ヒーローはなぜか強くなり、悪を蹴散らすのです。「常務になってからも、世界のために頑張ってくれ!」そんなメッセージを残しヒーローは消えていくのでした…。

 半端じゃないサプライズへのこだわりに感動したのでした。(次ページへ続く)


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INDEX
宴会芸が職場を変える! 異動・転職シーズンを盛り上げるサプライズの技術
これぞ「ならでは」の宴会芸 役員もびっくり! ヒーローまで登場するバンダイのサプライズパーティー

宴会の幹事ができない奴は仕事ができない!?

職場でもサプライズは「振れ幅」が大切

宴会芸も、サプライズもコンプライアンスは意識するべき




著者プロフィール
常見 陽平(ツネミ ヨウヘイ)

株式会社クオリティ・オブ・ライフ チーフプランナー、人事・組織コンサルタント、就職ジャーナリスト。
大学卒業後、株式会社リクルートに入社。とらばーゆ編集部、トヨタ自動車との合弁会社などに在籍。大手メーカーに転職し、新卒採用を担当する。
2009年より現職。企業の採用活動支援、人材育成、大学のキャリア教育支援、就職支援などを手がける。
著書に『くたばれ!就職氷河期』(角川SSC新書)、『絶対やってはいけない! 負ける面接100』(マガジンハウス)、『人生を変える朝活!』(青志社)があり、朝日新聞で『就職のススメ』を連載中。
10万部を超える大ヒットとなった『就活のバカヤロー』(石渡嶺司・大沢仁 光文社新書)では企画ブレーン担当を務めた。
●「陽平ドットコム



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