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 草食系エンジニアがサバイブするには? 経済アナリスト 森永卓郎が、キャリア全般についてアドバイスします。【バックナンバーはこちら】



エンジニアの平均年収400万~500万円を維持するには?

 一般的にエンジニアの年収は平均400万~500万円あるといわれ、年収300万円、もしかすると年収200万円時代に突入した日本において、他の職種に比べると比較的収入は高いといえます。労働市場におけるニーズが高いのも事実です。

 ところが一方で、お払い箱になったエンジニアの末路は目も当てられません。これは私が以前お会いした40歳近いWebデザイナーですが、ある日突然仕事がなくなり再就職もままならず…彼は結局、肉体労働というまったく異業種で働くことを余儀なくされました。

 ですから、ちゃんと仕事があれば安定した暮らしを送れるのですが、それに胡坐をかきボーっとしていると失速して仕事まで失ってしまう…。そういった危険と隣り合わせであるということも忘れてはなりません。

  たとえばよくあるのが、ゲーム会社がソフトの開発時に大量のエンジニアを集めるわけですが、完成するとストンと仕事がなくなってしまうという事態。その後は「超有名ゲームの開発に携わっていたんです」と言いながら履歴書を持ってあちこちしてしまうというわけです。

 なにもエンジニアは、開発ばかりやっていればいいというわけではありません。年齢を重ねるごとにマネジメント能力を身につけ、業務分野に精通しているなど実績がないといけません。開発に携わっているばかりだと、仕事を失うケースがままあるのです。

 そもそも、同じ水準の仕事ができるなら、人件費の安い若手を雇ったほうが企業にとってもメリット。ですから、技術力だけではなく、周囲とコミュニケーションを図りながら、さまざまな能力に磨きをかけていくべきでしょう。(次ページへ続く)


 
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著者プロフィール
森永 卓郎(モリナガ タクロウ)

 1957年生まれ、東京都出身。80年東京大学経済学部卒業。日本専売公社、日本経済研究センター、経済企画庁総合計画局等を経て、現在、大手金融系シンクタンク主席研究員。専門分野はマクロ経済学、計量経済学、労働経済、教育計画。難しい「経済」を切るその語り口は解りやすく、明快である。ミニカーほか、さまざまなコレクターとしても有名。






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