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 資格をとって年収もキャリアもアップできたらいいですよね。なかでも難関で知られる司法試験は、合格後に与えられる権限の大きさもあって、憧れの的です。今回は、法律知識ゼロからストレート合格を果たした弁護士・東城聡さんに、勉強法とキャリアについてうかがいます。



IT系業務コンサルから弁護士に転身! 知識ゼロからの猛勉強

 現在は弁護士として活躍する東城聡さん。社会人として4年間働いた後に仕事を辞め、ロースクールに入ってから本格的に勉強を開始した。「民法と刑法の違いもわからなかった」法律知識ゼロの状態から、猛勉強して夢をかなえた人だ。

 ちなみに前職は、アクセンチュア(当時、アンダーセンコンサルティング)の業務コンサルタントとして、システム関連の案件を担当していたという。そのため、弁護士になった今でもIT系の案件を手がけることもあるとか。そこで今回は、弁護士にたどり着くまでの経緯と、勉強術についてお話をうかがった。

――まず、新卒でアクセンチュアを選んだ理由について教えてください。

 2000年に一橋大学社会学部を卒業しました。専攻は社会心理学です。就職活動では、本当にいろいろな業種・企業を受けました。そのなかからアクセンチュアを選んだのは、さまざまな業種にかかわれることと、海外にも行ける可能性があるという理由からです。まさかシステム開発のプロジェクトにかかわることになるとは思わず、ちょっと聞いてないよとは思いましたね(笑)。

 アクセンチュアには4年間在籍しました。C言語の研修も受けましたし、実際にSAPやSiebelを使ったシステムの設計・開発にも携わりました。通信会社や企業の情報部を対象に、業務の仕組みを改善するようなシステム導入を提案して、要件定義し、運用までを管轄していました。プロジェクト・マネジメントの経験も何回かあります。

 最初はシステム開発の案件に携わることは抵抗を覚えましたが、コンサルティングの仕事はおもしろかったです。

――ではなぜ、弁護士へのキャリアチェンジを?

 入社式で、「入社おめでとう。これからは辞めることを考えて仕事をしてください」という言葉があったんですね。びっくりしますよね、入社したばかりでもう辞める話かと。でもまぁ、「そうかこの会社は何年もいることが当たり前じゃないんだ」と、いつもその後のキャリアを考えながら仕事をすることになりましたね。

 コンサルティングの仕事をずっと続けていきたいと思っていました。そのためには、コアな専門分野を1つ持っていないと難しいのです。私の場合、主に担当していたIT業界にとても強いわけではありませんでした。そのため、別の分野を探す必要がありました。

 海外に留学してMBAという道も考えたんですが、コンサルタントのその後としてはよくあるパターンです。人数も多い。そんなことを考えているうちに、入社して2年後くらいのタイミングで、日本にもロースクール制度ができて、司法試験が新しくなるという情報が入ってきました。新しい制度ならば自分のような人材も必要とされる場面もあるだろうと思い、それならばと挑戦したわけです。(次ページへ続く)


 
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