ITコンサルティング会社が求める人材「バックグラウンド」と「人間性」
ITコンサルタントに転職するのに、コンサルティング業界やIT業界出身であることは必須条件ではありません。
しかしながら、「ITコンサルタントとして活躍できる人材かどうか」という点についてはシビアに判断されています。 では実際にどのような要素を見極められているのでしょうか。 「バックグラウンド」と「人間性」に分けてみていきましょう。
ITコンサルタントとしての素養チェック:バックグラウンド
当然ながら、IT分野やコンサルタントの経験を持っている人は優遇されます。仕事の進め方や共通言語などで業務上での親和性があり、即戦力として活躍できるという判断からです。
未経験者を対象とした採用枠もありますが、あくまでIT業界やコンサルティング業界出身でなくても可、というだけであって、各領域での卓越した知見と実績を求められることは言うまでもありません。具体的に求められ、かつ実際の選考で有効なのは次のような点です。
学歴:論理思考力、地頭力をチェック
論理思考力や地頭力など、コンサルタントとしての基礎的な力量を左右するものとして参考にされます。
出身業界、企業:クライアント企業や大手は有利
IT業界であればもちろん歓迎されますが、応募各社のクライアント企業が属する業界での実務経験や、各業界における上位3社くらいまでの大手企業での経験は優遇されます。クライアントも同規模であることが多く、社内政治や発生しうる課題などについて共通感覚を持って発想できるためです。
実務経験:システム関連の経験があればSEでなくても
システムにかかわる経験は必須です。圧倒的な経験実績を持っているに越したことはないですが、最低でも、要件定義から開発、導入、運用に至るまで一連の実務経験を3年以上持っていることが1つの目安になるでしょう。
またSAPやOracleなどの経験、ERPなどをユーザー側で導入した経験もあれば優遇されます。ただシステムのスペシャリストでなくとも、事業会社の経営企画や事業企画部門などでシステムを含めた業務改革に携わっていた経験、もしくはシステム関連の営業職として課題解決型の営業で実績を残してきた経験などは、十分な即戦力と判断され有利に働きます。
能力:仕事の全体像を俯瞰できるか
業務上の実績があるか、はもちろんですが、これまでやってきた仕事の全体像を把握しており、どのような目的のプロジェクトで、自分自身はどのような役割を果たしていたのか、といったところまで俯瞰的な視野を持てているか、が問われます。(次ページへ続く)



