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タグ: 育児休暇
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 『就活のバカヤロー』の著者・ジャーナリスト石渡嶺司が、キャリアに関するインタビューをお届けします。今回は、育児休暇取得中の『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』著者、山田真哉さんに男性の育児休暇についてお話をうかがいました。【バックナンバーはこちら】



育児休暇取得中! 山田真哉さんにインタビュー

芸能人・つるの剛士、成沢広修・文京区長、公認会計士・山田真哉。
一見、まったく関係なさそうなこの3人の共通点は何でしょうか?
答えは育児休暇。

 つるのさんは2010年1月から2ヵ月間の育児休暇に入りました。成沢・文京区長は2010年4月から2週間取得しました。地方自治体・首長で育児休暇を取得したのははじめてであり、話題となりました。

 そして山田真哉さんは2010年3月から育児休暇に入られています。今回は男性の育児休暇について、山田さんにお話をおうかがいしました。

結婚前から育児休暇を意識 家族のために時間が作れる「公認会計士」を選択

石渡:ご結婚はいつ頃ですか?

山田:2004年です。その当時から、子どもができたら育児休暇を取ろうと考えていました。実は最初の仕事(教育関連の会社)を辞めてから考えていたことです。 

石渡:育児休暇を、ですか?

山田:育児休暇に限らず、家族のために休める、時間を作れる仕事は何か、ということで公認会計士となり、自由業を選択しました。

石渡:奥さんのお仕事は何ですか?

山田:私の個人会社の事務をしています。

石渡:奥さんは山田さんの育児休暇について、どのようにお考えなのでしょうか?

山田:私は妊娠・出産の前から元々言っていました。ただ、最初はどうも信用していなかったようです。今でも半信半疑のようですね。 

石渡:それはどうしてですか?

山田:私が結構、飽きっぽい性格ということもあります。それで、どこまで続くのかな、と考えているのではないでしょうか。

石渡:ああ、よく結婚前には「家事は僕も手伝うよ」と言っていながら、結婚すると何もしない、というありがちなパターンと同じ、というご懸念ですか?

山田:そうかもしれません。ただ、実は不妊治療で結構なお金がかかっています。そのこともあり、子育てはしっかりやろうと、自分の中では決心は固かったです。

石渡:育児休暇というと、その間、収入がゼロになるなど、さまざまな不安があると思います。その点についてはいかがですか?

山田:家賃分くらいは稼がないと、というのはありますね。ですから、完全には休んでいません。ブログには「週の半分以上は育児にあてています」と出しています。まあ、不安がないと言ったらウソになりますが、1年間入院したと思えばあきらめもつきます。

石渡:1年間の入院ですか?

山田:ええ。ただ、入院は突発的なことですが、育児休暇だと事前に準備ができます。私の場合は育児休暇に入る前、仕事をできるだけ多くしました。それから仕事の選択ですね。

石渡:選択ですか?

山田:育児休暇中も続けるのか、それとも、育児休暇を機会にやめるのか。実は今年はじめて税理士登録をします(注:公認会計士は手続きをすれば無試験で税理士登録ができる)。これも仕事の選択の一環です。

コラム:育児休暇に感じる不安 キャリアのことよりお金のこと?

 経済的な不安については、別の方にも聞いてみました。偶然ですが、大学職員の方がやはり育児休暇を今秋に取る予定とのこと。関西私立大学でキャリアセンター(就職課)に勤務の乾正憲さんにもちょっと聞いてみました。

 「正直なところ、業務面での不安は現在はほとんど感じていません。現在のキャリアセンターでは復帰しても学生支援、キャリア教育にかかわることには不安がありません。逆に育児休暇取得、子育て経験という追加能力が生かせるように思います。

 気になるのは収入面です。ただ、大学の育児休業規定では、基本給の50%まで支援金が出ます。そこに、雇用保険の「育児休業基本給付金」を足せば、ボーナスなどの一時金はありませんが、通常勤務時の約80%の収入があります。妻の嘱託職員としての給与を足せば、私1人が通常に勤務している収入に相当します。

 子育てそのものははじめてで、不安なのは当たり前。ですが、妻の勤務形態が週4勤3休なので、2人で子育てをする時間が一般的な育児休業の家庭よりも多くとれます。なんとかなるんじゃないか、と思っています」

 乾さんの場合は、上司に申し出たときも「問題ないんじゃない」と認めてくれたそうです。この辺は企業や勤務先の規模、それから風土にも左右されるでしょう。

 では次ページからは再び、山田真哉さんのインタビューに戻ります。(次ページへ続く)


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INDEX
「さおだけ屋」著者・山田真哉さんが育児休暇を取得! 男性が取得するためにやっておくべき準備とは?
育児休暇取得中! 山田真哉さんにインタビュー

結婚前から育児休暇を意識 家族のために時間が作れる「公認会計士」を選択

苦手な家事を手伝うより、子どもの面倒を見ることに専念

人生に何度か訪れる夫婦の絆を結ぶとき その1つが「育児」




著者プロフィール
石渡 嶺司(イシワタリ レイジ)

1975年北海道札幌市生まれ。私立北嶺中・高等学校、代々木ゼミナールを経て東洋大学社会学部社会学科に入学。卒業後、派遣社員、無職、編集プロダクション勤務ののち、2003年にライターとして独立。以後、大学・教育問題や学生の就職活動などを中心に評論・執筆活動を行う。全国の大学を見学して回り、2008年現在、300校を超える。著書は『転職は1億円損をする』『最高学府はバカだらけ』のほかに、『進路図鑑2010 』(光文社ペーパーバックス)などがある。2008年11月に刊行の『就活のバカヤロー』(光文社新書)が10万部を超えたほか、過去の著作はすべて書き下ろし・黒字化していることが自慢。

「ライター石渡嶺司のブログ」

 






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