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ステップ2 応募する企業を探す
小島 美津子 [著]
公開:2008/10/08 09:00


その転職活動、ホントに正しいやり方ですか? [ステップ1 転職の決心・計画]から[ステップ7  入社準備・初出勤]まで、転職活動の流れに沿ったツボをお届けします。【バックナンバーはこちら】



A.自分に合うサイトを選び、2~3に絞った登録をおすすめ

 転職サイトは応募先探しの強い味方。多種多様なものがあるが、それらは、応募先へのアプローチ方法で大きく2タイプに分かれる。ひとつは、サイトで求人募集をしている企業にダイレクトにアプローチできる一般の転職サイト。もうひとつは、なんらかの仲介が必要となるサイト。人材紹介会社のサイトも、後者に含まれる。

 人材紹介会社(エージェント)によるサイトの利用は登録が前提だが、最近は一般の転職サイトも“会員登録”して活用することが通例化してきた。会員登録することで、各サイトが設けている機能・サービスもフルに使える。「新着求人の配信サービス」などもあり、登録数が多いほど情報キャッチの機会が増える……というのは事実だ。

 しかし、「Web応募機能」「スカウト機能」を利用するとなると、話は別。体験すればわかるが、応募やエントリーのフォーム入力には、思う以上に時間と手間がかかる。また、数多くのサイトに登録することで生じがちなリスクもある。効率を考えるなら、自分に合う転職サイトを選別し、登録先は2~3に絞る方法をおすすめしたい。

入力をする前に登録する転職サイトをしっかりチェック

 登録するサイト選びの際は「転職サイトランキング」も参考になるだろう。情報量やサービス内容、実際の利用者のクチコミなど、さまざまなランキングがある。ただし、もっとも重要なのは、“自分の志望に合う”求人情報の充実度。思うような応募先がなければ、いくら全体の情報量が多く、評判のよいサービスがあるサイトでも意味がない。

 もともとランキングに登場してくるのは、総合的な求人情報を扱う大手サイトが中心。どうしても、求人ニーズの多い職種・分野が主体になる傾向がある。志望内容によっては、人気の高いサイトを見ても、どうも“ピン”とくる求人がない……という状況になりがちだ。

 そんな場合は、検索エンジンで探すのも一方法。キーワードから特定の職種・分野を扱う転職サイトに行き当たる例も多い。ピンポイント求人を扱う専門サイトなら、ランキング外となるのも納得できる。単に規模が小さい、知名度が低いといったことで信頼性を疑う必要はないが、次の3つのチェックは基本だ。

複数サイト利用は応募先情報の管理やスカウトメール対応に注意

 複数の転職サイトに登録した場合、注意したいのが情報の管理だ。とくに「Web応募機能」の利用は、各サイトからのアプローチ状況を一覧管理する工夫が必須。登録先を2~3のサイトに絞るのは、あまり数多くのサイトを利用すると管理が行き届かず、失敗が起きやすくなるからだ。

 もっとも致命的な失敗が、重複のWeb応募。つまり、すでに応募した求人企業に、うっかり別サイトから応募してしまうケースだ。たいていのサイトには、応募履歴を管理するしくみが備わっているが、ほかのサイトのことまではフォローされない。重複応募は先方企業の処理段階で混乱が起きるだけでなく、「あちこちに片っ端から応募している人」と思われる危険性もある。

 また「スカウト機能」とは、サイトを通じて求人企業やエージェントに履歴書・職務経歴を匿名公開するしくみ。それを見た求人企業に関心をもたれ、面談依頼の連絡がくることもある。ただし、実際に届くスカウトメールは、必ずしもそうしたオファーばかりではない。いくつかの条件に合う多数の人に機械的に案内を配信する例もあり、相当数のメールが届くこともある。届いたメールの内容を確認し、適切に対応する必要があることも考慮しておきたい。







著者プロフィール
小島 美津子(コジマ ミツコ)

キャリア・アドバイザー。

職業選びとキャリア形成、女性の社会進出などをテーマに、1985年に有限会社クリエイション ユウを設立・主宰。以来、教育情報誌や求人情報誌での就職・転職・再就職にかかわる編集記事の企画制作、活動への指導・助言を経験。幅広い業界・職種の知識、通算1000社を超す採用現場や人事担当者の取材をベースにした現場感覚のあるアドバイスに定評がある。

著書に『採用される履歴書・職務経歴書はこう書く』『採用される転職者のための面接トーク術』(ともに日本実業出版社)ほか。






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