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「35歳を過ぎたら、転職はむずかしい」そんなふうに考えて、チャレンジをあきらめていませんか? 実際に、35歳から6回の転職を成功させた人がいるんです。その本人による、転職体験記をお届けします(本記事は『エンジニア 35歳からの転職』(翔泳社)からの転載です)。【バックナンバーはこちら】



やっとの思いでかなうのが「なりたい職種」へのキャリアチェンジ

 キャリアチェンジという言葉を聞いたことがありますか。これは、いままで経験したことがない仕事に転職することです。たとえば、営業職からプログラマへ転職する。これも、立派なキャリアチェンジです。このキャリアチェンジは、通常の転職とは明らかに違います。そして、キャリアチェンジするには、かなりの努力と工夫が必要になります。

 まず、キャリアチェンジの場合、普通の転職よりもまとまった転職活動期間が必要になります。場合によっては、半年から1年以上に及ぶことも。まったく経験がない仕事へ転職するわけですから、その仕事に必要な最低限の知識やスキルを身に付けるために、まとまった活動期間が必要なのはある意味、当然のことかもしれません。

 たとえば、私がいま働いている会社には、キャリアチェンジしてプログラマになった社員がいます。彼らにはある共通点があります。それは、みな入社の半年から1年位前から、独学でプログラミングの経験を積んでいたことです。なかには、転職が決まる前に会社を辞め、専門学校に通うなどして必要なスキルを学んだ社員もいます。

 つまり、キャリアチェンジをかなえるためには、ふつうの何倍もの努力が必要になるということです。それだけキャリアチェンジをかなえることが容易ではないのです。

 彼らがキャリアチェンジできたのには、もう1つの理由があります。それは、プログラマになることが彼らの夢だったからです。夢をかなえるという目的があったから、自分の時間を犠牲にして勉強に励んだり、専門学校に入り直すというリスクを冒す勇気を持てた。収入が途絶える長い転職活動期間にも耐えることができた。彼らは、自分の夢をかなえるために、転職できる保障がないことを承知の上で不安と戦い続けたのです。

 私も、過去に2度、キャリアチェンジを経験したことがあります。1回目が、SEから生命保険会社の営業への転職。2回目が、生命保険会社の営業からIT系ベンチャー企業のSEへの転職です。この2回目の転職では、彼ら同様、長い転職活動期間を経験した末に、やっとの思いで転職をかなえることができました。


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INDEX
二度と戻れないことも!安易なキャリアチェンジには要注意
やっとの思いでかなうのが「なりたい職種」へのキャリアチェンジ

オフィスにいなくていい時間を活用して転職活動

簡単に自分のキャリアを捨てるな




著者プロフィール
伊藤 靖(イトウ ヤスシ)

ビムーブ株式会社代表取締役。1960年生まれ。青森県弘前市出身。自他共に認める紙ジャケCDと音楽DVDコレクター。60~70Sロック・ミュージックを中心に、ジャズ、ソウル、ブルース、ボサノバなど音楽全般に造詣が深い。
オーエムシーカード、ソニー生命保険、NTTデータ、ベンチャー企業数社を経た後、2007年7月にビムーブ株式会社を設立し、2008年4月から本格的に営業開始し、動画配信ASPサービス、「ビムーブVIDEO」をローンチ。
著書に、『完全まるわかり読本 ネット業界・企業』『エンジニア35歳からの転職』『プロマネは見た!』(すべて翔泳社)などがある。






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