働きながら司法試験合格! わずか5年半で従業員370名超に
アディーレ法律事務所 石丸幸人弁護士登場
弁護法人アディーレ法律事務所の代表弁護士として活躍する、石丸幸人氏。従来の弁護士のイメージを覆す軽快なトークとユーモアはまさに型破りだが、その経歴もかなり異色だ。本題に入る前に、まずは彼の過去についても触れておこう。
石丸氏は大学を卒業後、ゲームセンターの店長、ITベンチャー企業勤務を経て、26歳で弁護士になることを決意。勤務を継続しながら2回目の受験で司法試験に合格した。

司法修習を経て2003年10月に弁護士登録後、石丸氏は大手綜合法律事務所に入所。1年も経たないうちに独立して、2004年10月にアディーレ法律事務所を設立。自宅の台所で始めたこの事務所は半年後に法人化、さらに2ヵ月後には池袋のランドマーク、サンシャイン60に事務所を移転する。
設立から5年半経過し、事務所は大きく拡大。いまでは弁護士36名・司法書士20名(2010年6月現在)が所属、従業員数も370名以上と大所帯の法律事務所に成長している。現在は、非常にニーズの多い債務整理を中心に扱い、その分野でのナンバー1を目指している。自身は事務所の業務に携わる傍ら、再生コンサルタントとして各メディアに登場。起業弁護士としても注目を集めているのは周知のとおりだ。
「弁護士」といえば、最難関資格の1つであり、ひと昔前は「とれば一生安泰」といわれたものだ。しかし、石丸氏はそれだけで選んだわけではない。非常に綿密な計画を立てた上での選択であり、また合格したのちも戦略的にビジネスを実行してきたからこそ、いまの成功がある。
今回は、石丸氏独自の資格の選びかた、資格勉強法、さらには資格取得後のビジネス戦略についてお話をうかがった。業種・職種は違えど、本質的な部分で大いに参考になるはずだ。
ITベンチャー企業で人事に携わり、「経営」「起業」に目覚める
「学生時代は弁護士になるなんてもちろん、資格についても考えることなんてありませんでした。ゲームが好きだったのでゲーム会社に就職したんですが、なんと配属先が希望していた首都圏とかけ離れた北海道…。これに拗ねてしまった私は酒におぼれるようになり、その結果、飲酒運転で捕まって懲役9ヵ月執行猶予4年の実刑判決を受けて会社もクビになりました。まさに人生のどん底です」(石丸氏、以下同)
その後は、失意のうちに学生時代を過ごした関東に戻り、東京都内のITベンチャー会社で職にありついたという。
「私は人事部に配属されました。当時は社員80名程度の小さな会社でしたが、それがよかったみたいです。社長の近くで経営の仕事を見ることができ、触発されて社労士の資格も取得しました。また起業に対する意識も芽生え、独立セミナーなどに出かけるようにもなりました」(次ページへ続く)



