一般個人をさらに輝かせる、パーソナルスタイリストとして起業

パーソナルスタイリストの政近準子さんは、個性的な洋服をサラリと着こなす長身でスレンダーな女性だ。
「“パーソナルスタイリスト”は一般個人向けのスタイリスト、洋服によってお客様に元気を与え、今まで自分が知らなかった可能性を引き出す仕事です。10年前に日本で初めて、私がこの職業を作りました」
政近さんが経営する会社、有限会社ファッションレスキューでは、パーソナルスタイリストが、1対1でじっくりカウンセリングを行い、その個性に応じた着こなしを提案する(150分12,000円~)。買い物同行サービス、パーティ、デートなど、目的に応じたコーディネートレッスン、パーソナルカラー診断などのサービスも行っている。
政近さんがスタイリングで大切にするのは、「その人らしさ」。外見的な特徴と内面的な個性を合わせ、その人の存在感を作り上げる。たとえば、性格はアグレッシブか、シャイか。社交に積極的、または消極的か。
「一番似合う洋服は、自分の内面的な個性を捉えたもの。多くの方は、現在の外見とは違う一面を持っています。たとえばシャイで上品な感じの方でも、話をしてみるとすごくセクシーな部分があれば、色気のある雰囲気を作り出します。
また、オシャレをする秘訣は、現在持ち合わせる内面だけでなく、ちょっと先の未来、いわゆる“なりたい姿”を少し取り入れること。ファッションの中に、『あの人は、こういう人なのかもしれない』と思わせるヒントを盛り込むことが大切なのです」
同社のお客様には富裕層も多く、ワンシーズンの洋服をすべて揃え、総額100万円を超える場合も頻繁にある。お客様は、クチコミでも増えているそうだ。
早すぎたミニスカート 制服は解体して自己流に作り変えた
洋服好きの母親に育てられ、2歳の頃にはすでに“お気に入りのヨダレかけ”があった。政近さんいわく、子どもの頃から「洋服マニア」。高校時代には制服ブレザーを解体し、短く細身に仕立て直して着た。「カッコ良く作り変えないと、着て行きたくなかったのです」
巷ではタケノコ族全盛期、制服の長いスカートが流行っていたが、それに飽きた政近さんは、ミニスカートに作り直す。今でこそ制服スカートを短くする風潮はあるが、当時、短いスカートはめずらし過ぎた。
「学校ではあまりにも驚かれ、先生方もどう注意して良いかわからなかったみたいです(笑)」。その後当然のごとく、ファッション専門学校に進んだ。洋服のデザインよりも、組み合わせることが好きだった。(次ページへ続く)



