今回は「仕事のキレイゴトを疑え」シリーズの第3弾として、「場の空気は読むな、社会の空気を読め」というテーマでお届けします。
KY(空気読めない)などの言葉が流行してから数年がたちましたが、空気を読むということが日本社会においては非常に重視されていると言われております。
日本人の優れた資質はまさに「空気を読める」ことです。文脈を読む、相手の気持ちを察することの能力は極めて優れています。その能力を活かした日本のサービスなどは、日本の競争優位になっているともいえるでしょう。
仕事をする上で、そして就転職活動をする上での「空気を読む」という行為について考えてみたいと思います。
「時代の空気」を読むことが仕事を進化させる
まず、仕事における「空気読み」について考えてみたいと思います。時代には「空気」が流れています。この「空気」は人々の行動を変えます。
時代の空気は例えば、売れている商品の傾向、雑誌の見出し、人々の会話、街の光景などに現れます。これらのものに注目してみましょう。
「カーセンサー」や「赤すぐ」(妊婦向けメディア)で編集長を歴任した後、その名も株式会社空気読みを起業した跡部徹さんは、ご自身のブログの中で『日経MJ2010年上期ヒット商品番付から読み取る「ヒット商品5つのキーワード」』を発表しています。彼がヒット商品番付から、「空気読み」して消費者の深層心理を探った結果、次のような傾向を指摘しています。
- もやもやを解消してくれるもの…東京スカイツリー、坂本竜馬、もしドラなど
- 「ライフスタイルが変わるかもしれない」という期待を抱かせてくれる…スマートフォン、iPad、ダダ漏れ中継など
- 国の政策による特需を伴う…薄型テレビ、エコ内窓
- ノスタルジーを抱かせる…ハイパーヨーヨー、ミルミルなど
- 価格メリット、時間メリットなどの付加価値を提供する…10分フィットネス、カット野菜など
なるほど、たしかに自分の心境を考えてみても当たっているように思いますね。
空気を読み、考えることはあなたの仕事をブラッシュアップします。時代の空気を読んで、人々の深層心理を探って企画を考えることは、仕事の場面でも、それこそ友人との飲みの企画でも、「そうそう、これを待っていたんだ!」と大歓迎されることでしょう。(次ページへ続く)



