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ステップ2 応募する企業を探す
小島 美津子 [著]
公開:2008/10/27 09:00


その転職活動、ホントに正しいやり方ですか? [ステップ1 転職の決心・計画]から[ステップ7  入社準備・初出勤]まで、転職活動の流れに沿ったツボをお届けします。【バックナンバーはこちら】



A.特色やしくみを理解したうえで、一方法として上手に活用しよう

 最近、転職エージェント利用に関係した質問が増えている。転職エージェントとは、人材紹介会社をはじめ、人材バンク、転職支援コンサルタントなど、求人企業と就職・転職希望者との間を仲介する民間のサービス会社だ。厚生労働大臣の許可が必要で、正式名称は「有料職業紹介事業所」という。仲介する双方のニーズのマッチングを図り、雇用契約が成立した場合には、求人企業から報酬をもらうビジネスと考えればわかりやすい。

 転職希望者の側には費用負担がなく、無料で応募先を探してもらえる。しかも、エージェントには「非公開求人」の情報もある。たとえば、「仕事内容を記した求人広告を出すと、新事業の計画や極秘プロジェクトの存在を競合他社に察知される……」「前任者と同レベルの欠員補充をしたいが、公募では応募が殺到して採用選考に手間がかかりすぎる……」といった企業が、エージェントに仲介を求めるからだ。

 直近の転職者実態調査(厚生労働省:2006年度)によれば、一般正社員のうち民間の職業紹介で転職した人の割合は、全体では19%強に止まる。だが、ホワイトカラー職種では23%強。入社までには至らなかったというケースを含めれば、エージェント利用者はかなりの高比率になるだろう。「業務が多忙で、エージェントとの面談時間までとれない……」「待機が多くなる活動方法は避けたい……」といった特別な理由がなければ、有効な情報源のひとつとして活用していくことをおすすめしたい。

過剰な期待を抱く前に、エージェントの特色を理解しておこう

 転職希望者がエージェントを利用するメリットは、各社のサイトに詳しく紹介されている。中には“おいしい表現”もあるが、それを見て「給与アップ転職も楽勝」といった過剰な期待を抱くのは誤り。心強い各種のサービスも、あくまで民間のエージェントがビジネスとして提供している……という点を理解しておくことも大切だ。

 エージェントの謳い文句はさまざまだが、すべて「いかに多くの仲介を、いかに効率的に成就させ、いかに顧客満足を得るか」というビジネス目標の達成を考えた3業務に由来すると言ってよい。利用時はメリットに伴う注意点もあることを知っておこう。

利用のメリットを実感するには、エージェント選びも大切

 エージェント利用は「登録申し込み」からスタート。直接出向く、電話で登録申し込み用紙を取り寄せるなどの方法もあるが、Web上からの手続きが一般的だ。特定エージェントのサイトのほか、各社と連携するポータル型のサイトに登録申し込みをして「スカウト機能」と同様の手順を踏むのもよい。サイト利用については、既出の(Q.多くの転職サイトに登録するほど効率的?)もご参照いただきたい。

 ちなみに、厚生労働大臣の許可を受けたエージェント(有料職業紹介事業所)の数は、1万3000件弱にのぼる。情報量の多い大手のよさ、エンジニア専門・半導体業界専門・外資系企業専門といった中小・中堅のよさもあるので、それぞれ志望分野に強く実績のあるところを選んで登録するのも一案。退会も自由なので、2~3社を利用してみて、状況によっては登録先を変えていく……というのも、よく行われている方法だ。

 登録申し込み後の流れは各社それぞれだが、大まかには下記のとおり。なお、エージェントによっては、「初回カウンセリングから6カ月間」など利用期間も設けているので、自分の活動スケジュールと見合わせて登録時期について尋ねてみるとよいだろう。







著者プロフィール
小島 美津子(コジマ ミツコ)

キャリア・アドバイザー。

職業選びとキャリア形成、女性の社会進出などをテーマに、1985年に有限会社クリエイション ユウを設立・主宰。以来、教育情報誌や求人情報誌での就職・転職・再就職にかかわる編集記事の企画制作、活動への指導・助言を経験。幅広い業界・職種の知識、通算1000社を超す採用現場や人事担当者の取材をベースにした現場感覚のあるアドバイスに定評がある。

著書に『採用される履歴書・職務経歴書はこう書く』『採用される転職者のための面接トーク術』(ともに日本実業出版社)ほか。






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