古いネタが別物に! キングオブコントで勝ち進むたびにブラッシュアップ
――キングオブコント決勝では、1本目が誘拐のネタ、2本目が自動車教習所のネタでした。あの2本を選んだのはなぜですか?
今野 誘拐のネタは2005年、自動車教習所のネタは2007年。3~5年前のかなり古いネタで、作った当初からはかなり内容が変わってますけどね。
高橋 キングオブコントの予選と、今野が出ていた舞台『天才バカボン』の時期がちょうど重なりまして。なかなか時間がなくて、やりなれた古いネタを練習しながら、改良していくことになりました。勝ち進んで練習するたびに、アイディアが出てきてどんどんネタが変わっていくんですよ。4割くらいは変わってますね。

――たとえばどんなところを変えましたか?
今野 誘拐のネタでは、犯人(高橋)が親に電話するくだりで、僕(今野・誘拐された子ども役)が思いつきで「義理のお母さん」って言ってみたんです。そこから高橋がオチまでもっていったんですよね。
高橋 まったく別のネタで、実は親子だった、それが同じペンダントでわかった、っていうオチがあったんです。決勝2日前になって、ふと思いつきで、このオチをくっつけたらいいんじゃないかと思い立って、急きょペンダントを買いに行ってまで、試したんですよ。
今野 誘拐のネタは準決勝でもやりました。改良する前の内容で勝ち抜いたので、決勝で変えなくてもよかったのかもしれませんが、いかんせん、高橋の「暴走」で変えざるをえなくなってね。練習し過ぎだし、時間はないし、エヴァンゲリオンならアンビリカルケーブルがとっくにとれてるはずなのに。
高橋 ほら、エヴァのくだり、インタビュアーの人、わかってないよ。笑わなくなってるもん。わかるんだから、ピンときてるかきてないかって。
――すみません、エヴァ詳しくなくて(笑)。去年優勝した東京03さんをはじめ、所属事務所・人力舎のみなさんの反応は? 1番喜んでいるのは、どなたですか?
高橋 東京03さんたち、人力舎のみんなは、喜んでくれていますね。でも、リアルな話をすると、1番喜んでいるのは、マネージャーですね。「これで、ボーナス期待できますよ!」って(笑)。これまで、僕たちが振るわなかったせいで、ボーナス半額になってたらしいんですよ。
今野 優勝賞金の1,000万円が、まだ入ってきてないのを知っているはずなのに、「なんかおごって」っていってきますもん。
高橋 祝勝会をやるってお店の予約までしてるらしいんですけど、「お金、全部出してください」だもんね。優勝翌日は「オファーの電話が鳴り止まない」なんてうれしい悲鳴をあげてたみたいですが、だんだん、本気で忙しくなってきて。番組の裏かぶりも気にしなきゃいけないし、いま機嫌が悪いんですよ(笑)
今野 なんで優勝しやがったんだ、くらいの勢いですよ、もう。(次ページへ続く)


