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前回の「今あるキャリアの整理法」では、2回にわたってあなたの現有戦力のチェックをしてきました。ここからは、その戦力をもって本当に転職活動をする=勝負に出るのかどうか、勝負の結果、あなたが損をしないための決断ポイントをいつくかの切り口からお話していきます。【バックナンバーはこちら】



いくつもの「くすぶった気持ち」を整理しよう!

 私が、人材紹介会社でのキャリアアドバイザーをしていた頃、『転職』を考えてご相談に来る方と、毎日面談していました。その面談で最初にお伺いするのが、「ご相談の目的は何ですか?」という質問です。

 やむを得ない事情で既に退職が決まっている方はさておき、多くの方は、今後のキャリア創りに思い悩み、なんらかの課題解決を転職で実現しようと相談に来ます。たとえば、

・自分の仕事内容がマンネリ化し、このままでいいのか不安
・年収があがる見込みがないため、年収をあげたい
・新卒で第一志望の会社に入れなかったからリベンジしたい
・上司とうまくいかず自分も成長できない職場だから
・前からやりたかった仕事に転職してチャレンジしたい

という具合に現職のある状態で、よりよいキャリアを目指すためにどこかのポイントを改善したいと考えています。

 しかし、1つのポイントに不満があるからといって「転職」という手段で解決できるかどうかはわかりません。自分の理想のイメージを考え、いろんなポイントから分析することが大切です。

 あなたのキャリアを、人生のうえで「得するキャリア」にするために、前回の自己分析の次に、「転職」という勝負に出るかどうか、キャリアを考える第二段階に入ります(図1)。まずは、現在あなたが直面している問題を整理していきましょう。

図1 「キャリアを考えるステップ」

 「転職」という勝負に出るためには、将来の自分の理想の姿、目標をイメージすることが大切です。今の職場や仕事の中であなたの不満な点は、あなたの理想とする姿からかけ離れた“ギャップ”の数々なのです。

 これから、そのギャップを整理して、本当に変えたいものを焦らず洗い出していきましょう。今はゴールが見えない方も、自分の不満や不安、くすぶった気持ちを書き出し、優先順位をつけてみると、ヒントが見えてくると思います。





著者プロフィール
萱野 聡(カヤノ サトル)

日本通運株式会社、SAPジャパンで人事業務全般に幅広く従事。長年の人事経験より、キャリアアドバイザーの重要性に目覚め、産業カウンセラー、米国CCE Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー等を取得後、慶應義塾大学SFC研究所CRL個人研究会員として最新のキャリアアドバイザー論を学び、組織活性化など人事部のアドバイザーとして活躍中。株式会社サクセスボード 代表取締役社長。


藤崎 葉子(フジサキ ヨウコ)

新卒にて金融関連企業入社後、ネット系ベンチャー企業にて、新規事業・人事部立ち上げに従事。人事部にて中途・新卒採用、人事制度構築などを経験し、キャリア開発におけるカウンセリングの重要性に気づき、日本キャリア開発協会認定CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)を取得。その後、リクルートエージェントにて転職支援を経験後、現職にて企業内キャリアアドバイザーとして活躍中。株式会社サクセスボード キャリアカウンセラー。






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