すべての仕事に通ずる「うまくいくポイント」は、目の前の人の要望に応えること
――「元世界ナンバーワンセールスマン」であったことをPRしないなど、20代の頃の甲斐さんは、不器用な面も持っていたのでは?

自分より役職が上の人に対して、すごく性善説だったんですよね。「社長はこうあるべきだ」とか、自分の基準を押し付けていたと思うんです。他人が自分の主張を聞いてくれるものだと思い込んでいたんですね。
あるときに「自分の体重もコントロールできないのに、他人をコントロールなんてできるわけないだろう」といわれて、腑に落ちたんですが。それが、僕の反省点ですね。そのときどきのまわりの人たちとうまくやっていけばよかったと反省しています。
――ブリタニカ時代や派遣社員をなさっていたころと、コンサルティング会社の経営では仕事内容がまったく違います。すべての仕事に通ずる「うまくいくポイント」のようなものはあるのでしょうか?
ブリタニカのときから変わっていないのは、「目の前の人の要望にさえ応えられれば、お金がもらえる」ということです。そして、相手の要望はコントロールできるんです。期待値が高すぎれば下げればいい。そしてその要望に対して、真剣に成果を出し続けることですね。
――甲斐さんが師匠と崇めるのは? また理想の後輩像、ライバルは?
師匠はいなかったんですが、いまになってこそ、師匠といいたい人はいますね。営業トークを技術的に教えてくれた人はいました。後輩は、手足をすりむいてでも、向かってくる気概のあるヤツを応援したくなります。
ライバルは、1976年生まれの有名人たちです。2chやミクシィ、GREEを作った方々や元相撲取りの栃東などのナナロク世代の方々は、僕のやる気をアップさせてくれますね。(次ページへ続く)


