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「あるべき自分」に縛られず、「あるがままの自分」と向き合うには、できるだけ多くの人と話したり、自分のスキルタイプを正しく認識することも必要です。そして、理想的なキャリアプランニングとはどのようなものなのか、今回はその実例も交えて紹介します。【バックナンバーはこちら】



自分1人だけで「自分探し」はできません!

 前回、キャリアプランニングには、自分の内面を掘り下げる「自己内省」と、外から客観的に見る「自己客観」が重要で、とくに若いうちは「自己客観力」が不足すると述べました。

 「自己客観力」を磨くためには、本を読んだり、セミナーを受けたりするのもすばらしい方法ですが、それだけでは十分ではありません。本やセミナーから得られる情報は、「自分の解釈」という色眼鏡を通して入ってくるもの。どうしても、偏りが出てしまいます。いちばんいい方法は、あまり面識のない人と実際に話すことだと思います。

 自分探しの旅に出る人が後を絶ちませんが、それは「面識のない人と実際に話す」いちばんいい機会だからでしょう。まして海外での経験は、日本では当たり前になっている「ただの固定観念」を取り去ってくれます。

 とはいうものの、すべての人が気軽に旅に出られるわけではありませんよね。はい、皆さんお忙しいこと、よくわかっています。その場合は、普段の生活を見直してみてください。あまりかかわりのない部署の人、クリーニング屋さんやタクシーの運転手さん、飛行機やバス、新幹線で隣に乗り合わせた人など、「面識のない人」とかかわる機会が、意外にもたくさんあるのではないでしょうか。

 どんな人に対して、どんな反応をするのか、自分ではわかりにくいものです。お店の店員さんに対して偉そうにしたり、地位のある人だとわかった途端にへりくだったり、実は打算的な自分に気づくかもしれません。自己客観力を伸ばすには、そういう自分を批判したり、見て見ぬふりをするのでなく、「自分はこうなんだ」と認めることが重要なのです。

 知らない人と話せば話すほどそれがよくわかるようになり、自己認識能力を高めることにつながります。自分の長所や意外なコンプレックスなど、他人と話すことによって気づかされることは、実はとても多いのです。


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あなたのスキルタイプはどっち? タクシーの運転手さんに学ぶ究極のキャリアプランニング
自分1人だけで「自分探し」はできません!

突出型とバランス型、2つに分かれるスキルタイプ

突出型は弱点を知り、バランス型は自信を持つこと

人生の先輩に学ぶ究極のキャリアプランニング




著者プロフィール
田中 ウルヴェ 京(タナカ ウルヴェ ミヤコ)

1967年東京生まれ。聖心女子高等学校を経て、日本大学在学中の1988年にソウルオリンピックのシンクロ・デュエットで銅メダル獲得。91年より渡米、米国カリフォルニア州セントメリーズ大学大学院健康・体育・リクリエーション学部修士課程修了。99年からは米国アーゴジー心理専門大学院にて、認知行動療法、スポーツカウンセリングを学び、2000年米国サンディエゴ大学院にて、パフォーマンスエンハンスメント、アスレティックリタイヤメントを学んだ。89~99年日本ナショナルチームコーチ、アメリカ五輪ヘッドコーチアシスタント、フランスナショナルチーム招待コーチなどを歴任。

現在、日本大学医学部兼任講師、筑波大学体育専門学群非常勤講師、日本オリンピック委員会(JOC)情報医科学専門委員会科学サポート部会メンバー、国際水泳連盟(FINA)アスリート委員、日本スポーツ精神医学会評議委員、笹川スポーツ財団評議委員、文部科学省独立行政法人日本スポーツ振興センター評価委員、経済産業省「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」委員、日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング指導士補。

2001年起業。㈱MJコンテス取締役として、6事業部、社員20余名の経営に携わるかたわら、プロスポーツ、オリンピック選手から一般まで広くメンタルトレーニングやキャリアプランニングを指導。企業研修、講演は年間200を数える。著書・訳書多数。近著は、アマゾンベストセラー2位を記録した『「1日30秒」でできる 新しい自分の作り方』(フォレスト出版)。

夫はフランス人。2児の母でもある。






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