皆さん、こんにちは。3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震について、被災者の皆様、そしてその関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
この記事を書いている私と、読んでくださっている皆さんは、なんとか日常生活を送ることができる環境にあるわけです。そんな私たちが、今なにをするべきか、キャリアの視点から考えていきたいと思います。
楽天・三木谷社長も起業 究極的な出来事は人生に決断を促す
このような大震災は、人々のキャリアに大きな影響を与えます。
有名なエピソードですが、楽天の三木谷浩史社長の起業を後押ししたのは、1995年に発生した阪神・淡路大震災だったといいます。故郷が大変な事態となった上、かけがえのない人たちを亡くされたことが、人生観に大きな影響を与えたとか。三木谷さんはその年のうちに日本興業銀行(当時)を退職し、まずはコンサルティング会社のクリムゾングループを設立し、その後の楽天の創業へとつなげていったのでした。
私のリクルート時代の上司も、2001年の9.11事件をきっかけに、メガバンクから転職してきた人でした。米国、とくにニューヨークに長く勤務し、9.11事件が起こる少し前に日本に帰国していました。ニュースであの惨状を目にし、「自分は死んでいたかもしれない。自分の好きなことをしよう」と決意。リクルートに転職した後も、さらにベンチャー的挑戦となる、トヨタとリクルートの合弁会社に参加しました。
このような究極的な出来事は、自分の人生や、大切にするべきものを私たちに問いかけますね。かといって、誰もがやみくもに冒険すればいいというものではありません。では、「普通の私たち」が今やるべきこととはいったい何なのでしょうか。
目の前の仕事、日々の生活をきちんとやり切ろう
まずは目の前の仕事をして、自分の生活の基盤を揺るがせないようにしましょう。すると納税ができますから、結果的に国家の基盤を支えることになります。就職・転職活動中の方は、その基盤を確立するため、活動を続けましょう。
プライベートについていえば、自粛しすぎず、ちゃんと消費しましょう。節電は当然のこと、また買い占めはNGですよ。こんなときこそ、ゆとりと思いやりを持ちましょう。実際に現地でお手伝いができない私たちは、前を向いて自分の人生を生きるしかないのです。
私の読者には、若い学生さんも多いのですが、まずは冷静になっていただきたいと思います。現地にボランティアに行きたいという方、3月17日現在ではまだ足手まといになります。「現地に行く=支援」だとは思わないでくださいね。
Twitterなどソーシャルメディアで情報発信・受信をしている方、複数の情報源に当たって確認してください。友人・知人・憧れの有名人からの情報であってもです。健全な問題意識は欠かせませんが、感情的な情報発信は混乱を生みます。ボタンを押す前に、ぐっとこらえる時間を作ってください。
また、事実を受け止めることは重要ですが、悲しい報道ばかり見ているとメンタル面での問題も発生する可能性があります。たまにはネットやテレビを落としてみることも意識しましょうね。(次ページへ続く)



