バスケットボールの家庭教師で起業! オファー殺到の指導法と経営術とは?
バスケットボールの家庭教師という職業があるのをご存じだろうか。株式会社ERUTLUC代表の鈴木良和さんは、バスケットボールの家庭教師と名乗るところから活動をスタートさせ、いまや首都圏で500人に上る小中学生を対象にバスケットボールの指導にあたっている。鈴木さんはいかにしてバスケットボールのコーチを職業として成立させたのか。その秘密を聞いた。
──そもそも鈴木さんは学校の先生になるつもりだったと聞いています。

「そうです。教員になろうと思って千葉大の教育学部に進みました。そこでバスケットボールの指導者として有名な日高哲朗先生に出会いました。先生に学び、こういう指導を多くの子どもたちに受けさせてあげたい。また、こういう指導のできる指導者がもっと増えれば日本のバスケットは強くなるのではないか、とも思いました。そこで自分は教員になるのではなく、大学院に進んで指導者を育てる立場になろうと考えたんです」
──大学院に進んで?
「大学院の学費くらいは自分で稼ごうと、家庭教師をしようと思いついたんです。業者に頼むとお金を取られてしまうので、自分でホームページを作って生徒を募る。そのときにふと思ったんですよ。ピアノ教室もあれば、水泳教室もある。だったらバスケットを習いたい人もいるんじゃないか。そこでバスケットボールの家庭教師をやります、とホームページに載せたんです」
──失礼ですが、それで指導の依頼があるとは思いにくいのですが……。
「それがすぐにあったんです。都内の児童館からバスケットのイベントをやるから来てくれないかと。そのイベントをお手伝いさせてもらったのが最初の仕事でした。そこからちらほらと個人指導の仕事の依頼が入るようになりました」
──なるほど。どのような子どもたちを教えたんでしょうか。
「小学校ではバスケットをしていたけど、中学校にバスケット部がないというパターンが多かったですね。あとは、部活はあるけど顧問の先生にバスケットの経験がないのであまり教えてもらえない、というケースです。すごくバスケットをがんばりたいんだけど、何をがんばっていいかわからない。親としてはどうがんばればいいかを子どもに教えてほしい。それで私に声がかかったわけです。ボールだけ持って行って公園で教えるとか。最初はそんな感じでした」(次ページへ続く)



