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転職エージェントはクセのある存在ですが、うまく活用すれば強力な味方になります。彼らのことをよく知り、賢くお付き合いしましょう。



 デキる転職エージェントを見抜くためには、自分が依頼したエージェントができることを正確に理解し、そのうえでエージェントに何を期待するのかをはっきりとさせてることが必要です。

分業型、両面型 それぞれの転職エージェントのメリット・デメリット

 ひとくちにエージェントといっても、大きく分けて2種類あります。

 1つは、大手の人材紹介会社に代表される分業体制をとっている企業です。求職者にサービスする担当者(キャリアアドバイザー)と、求人企業にやりとりする担当者(営業職)が異なります。若手の求職者の場合、分業型の人材紹介会社に登録していることが多いようです。分業がゆえに、効率的に求人開拓をしており、大量の求人数を抱えています。

 分業型の人材紹介会社に依頼するメリットは、多くの求人案件を紹介してもらえる可能性があること。デメリットは、あまり丁寧なサービスを期待できないこと、求人企業との交渉力が弱いことなどです。また、若手向けの求人が多く、管理職や専門職の求人数は圧倒的に少なくなります。

 もう1種類は、1人のエージェントが求人企業と求職者を担当する、両面タイプです。中小の人材紹介会社は多くがこのタイプです。多くの求人に対し、流れ作業のように取り組むのではなく、管理職や専門職など、限られた数の求人に手間をかけて取り組みます。

 メリットは、1人のエージェントがどちらも対応するので、求人企業に対し、わりと大きな交渉力を持っています。デメリットは、取り扱っている求人数が少ないことでしょうか。

 分業タイプと両面タイプ、それぞれメリットとデメリットがあります。とはいえ、分業体制をとるのはあくまでも人材紹介会社の都合であり、業務の効率化を優先した結果でしょう。大手は分業体制がゆえに大手になり、中小は分業体制をとらないがゆえに規模の拡大ができないというわけです。(次ページへ続く)






著者プロフィール
小松 俊明(コマツ トシアキ)

1967年東京生まれ。慶應義塾大学法学部を卒業後、住友商事株式会社に入社し、鋼管貿易を担当。後に退社後、アジアに単身渡り、マレーシアで出版社を起業し、求人情報誌を創刊。97年のアジア通貨危機を乗り越え、会社を軌道に乗せる。
帰国後、アジア最大の外資系ヘッドハンティング会社、ハドソンに入社。製造業及び消費財を担当し、アジア地区の売上トップ10にランキングされる。国内外のグローバル企業の社長、役員、部課長クラスに人脈を多数持つ。
現在、グローバル企業の管理職採用を支援するリクルーターズ株式会社の代表取締役。
自己啓発やキャリアに関する著書は20冊を超える。代表作「できる上司は定時に帰る」はベストセラーとなり、韓国、中国、台湾でも翻訳される。
キャリアアドバイザーとして、企業、公益法人、公務員、教育機関、各種団体に対し、「新しい時代の働き方」「ワークライフバランス」「モチベーションアップ」「自己ブランディング」等をテーマにした講演、執筆活動を精力的に行っている。






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