派遣プログラマからWebサービス企業の社長に! ヌーラボ・橋本さんインタビュー
橋本さんが代表取締役を務める、株式会社ヌーラボは、福岡県に本社を構えるWebサービス企業である。東京・京都支社とあわせて17人の社員・スタッフで、オンライン図版作成&共有ツール「Cacoo」をはじめとするサービスを提供している。
橋本さんは、福岡県出身、1976年生まれのまさにナナロク世代。それでWebサービス企業の社長となれば、「学生時代からプログラミングが好きで、最初から起業しようと思っていました」というタイプかと思いきや、エンジニアとしてのキャリアのスタートは24歳のとき。知識ゼロから派遣社員として始めたという。

「高校時代から舞台をやっていて、専門学校に通うために上京しました。舞台とアルバイトを両方やりながら働くうち、家業がたいへんだというので手伝うために福岡に戻りました。3年手伝った後に辞め、資本を出してもらって始めた八百屋の営業と、DTPの仕事をSOHOで、並行しながらやりました。そのとき、デジタル系の仕事っておもしろいなと。もっと勉強したいと思いました。すると、ある派遣会社が、経験ゼロなのに拾ってくれて、派遣プログラマになりました」
プログラミングの勉強は独学で、書籍『はじめてのC言語 完全入門』などから始めたという。仕事はあるシステムの複数OSへ移植などを行い、1社の中でさまざまな部署を回り、3年で退職した。
「もともと、3年後には独立しますと宣言していたんです。手に職をつけるためにやっていたというか。舞台の仕事をしていたときから、劇団を立ち上げたりしていたので、『就職』という選択肢がなかったというか、就職ってよくわからない(笑)。それで独立して、27歳のときに3人で会社を立ち上げました」
メインは受託開発。橋本さんが『Javaセンスアッププログラミング』という著書を出していたこともあり、仕事の依頼は途切れなかった。仕事の量が増えるとともに、社員を増やし、会社は自然に大きくなっていった。
「そのうち、取締役の1人が作り始めたのがきっかけで、Webサービス事業ができました。なぜ作ったか? 作った本人に聞いてみないと、ちょっとわかりません(笑)が、最初のBacklogは、会社を作る前から自分たちのために作っていたツールが元なんです」
プロジェクト管理ツール「Backlog」からスタートしたWebサービスの開発・運営だが、2011年5月現在で、「Backlog」を含めて、オンライン図版作成&共有ツール「Cacoo」、オンラインテストシステム 「Toqlla」と、3つのサービスを提供している。




