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 昨今は企業への応募はもちろん、転職エージェントへの利用登録でもWebエントリーが欠かせない。Web上のフォーム入力に慣れている人は、履歴書・職務経歴書を作成するときのように身構えず、割合と気軽にエントリーしているもの。ところが、ここで落とされて転職活動が足踏み状態になってしまう例が増えているようだ。そこで、Webエントリーのコツやテクニックについて、『転職成功! Webエントリー・履歴書・職務経歴書の書き方』の著者であるキャリアアドバイザーの小島美津子さんにお話をうかがった。



「予選落ち」しないためのWebエントリーのテクニック

――最近の転職活動にはWebエントリーが必須ともなってきました。転職サイトからの求人企業への応募のときなど、かなり詳細な内容の入力が求められているので驚きます。

「Webエントリーのフォームは様々ですが、一般に入力項目が多いうえ、転職サイトによっては、求人企業が独自の項目欄をオプション追加できる仕組みを持っているところもあります。志望動機や職務内容などは、入力欄の文字数制限も1000字・2000字とある。逆に見ると、それだけの記述が求められているわけですね。はじめてWeb応募をするとき、たいていの方は『ここまで書かされるのか』とビックリ(笑)。

 それでも現在のところ、履歴書・職務経歴書が不要ということはありません。選考の過程で、必ず書類の提出を求められるのが普通です。だから、『選考の本番は書類だ』と考える方がいても不思議じゃありませんし、最近の皆さんは画面上のガイドに沿ったフォームへの入力は慣れています。そこがWebエントリーの落とし穴ではないでしょうか。

 転職サイトのWeb応募の倍率は3ケタになるのが通例で、人気企業になると数百倍の応募があるそうです。ですから、求人企業はこの段階でザックリと応募者を選抜せざるを得ない。方法や手順は会社ごとに多少違いますが、大多数の応募者はWebエントリーで“予選落ち”してしまうわけです。ここで落とされないだけの心構え、また配慮や工夫ができるかどうかが、最初の分かれ道になります」

――甘く見ると行き詰まってしまうわけですね。心構えとして大切なのは、たとえばどんなことですか?

「まず、ベースになる下書きの作成が基本です。Webエントリーのフォーム入力は2時間程度のログイン時間内に行わなくてはなりません。下書き無しで、時間内に伝えるべきことを考えて入力するのは難しい。それだけではなく、後日提出する書類との整合性を確保するうえでも下書きは必要なのです。

 求人企業の話を聞くと、Webエントリーで選抜した応募者に書類を郵送してもらったら、経験内容や志望動機のニュアンスが違っていてイメージダウンだった……といった声が珍しくありません。その意味では、先に履歴書・職務経歴書を作って、その内容をWebエントリーに転用するのも一案でしょう。

 まじめな転職者の中には、よくWebエントリーと書類の内容重複を気にされる方がいますが、その心配は不要です。予選に通った内容を見せればいい。確かに、書類ではより突っ込んだ内容を示せればベターですが、そこが自分の強みなら予選の段階でアピールするほうが得策だと思います。セールスポイントを“出し惜しみ”してはエントリーの意味がありません。転職サイトの『スカウトサービス』を利用される場合などはなおさらです」

――書類とは違う、Webエントリー独特の注意点などがありますか?

「忘れてはいけないのが、求人企業やスカウトによる『検索』のことです。1名の採用に100名のエントリーがあれば、求人企業も全員の情報を丹念にチェックすることはできません。だから、まず『検索』でフルイにかけるわけです。そこで知っておいてほしいのが、たとえ『入力必須』となっていない項目でも無記入にしないということ。転職活動のWebエントリーは、SNSサイトの会員登録やアンケートとは違います。必須事項だけ記入し、あとは空欄といった入力の仕方は検索に漏れやすく危険です。

 また注意したいのが、セレクトボックスやチェックボタン式の入力欄ですね。選択するしかないので融通が効かず、不利になることがあります。たとえば最終学歴ですが、大学中退なら最終学歴は高卒です。正確には『高校』を選ぶしかない。けれど大学で学んだ事実は伝えたいですよね。だから『大学』を選択し、自由記入の備考欄で中退の事実と理由を説明するのです。ウソは書けませんが、勉強中の資格・技術についても同じような配慮・工夫が必要だと思います」(次ページへ続く)


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INDEX
Webエントリーを笑うものはWebエントリーに泣く!  求人応募・エージェント利用の対策テクニックを解説
「予選落ち」しないためのWebエントリーのテクニック

転職エージェントを味方にできるかどうかも、Webエントリー次第

ますます重視されるヒューマンスキル Webエントリーでも“実績”で示すこと







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