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前回は、長期的なキャリアプランニングについて、皆さんのキャリアを学校に例えてお話しました。それぞれの学校時代を卒業するイメージはできたでしょうか? さあ、それでも辞める!と決めたら、転職活動の「落とし穴」に落ちないように気をつけてください!今回は人材紹介会社では教えてくれないポイント満載でお話します。【バックナンバーはこちら】
 



落とし穴1-特定の手段にこだわり続けて情報を見逃す

 みなさん、転職をするとしたら、どんな経路で転職することをイメージしますか? リクルートエージェント社『転職市場定点調査2007』によれば、「転職する際にどんな経路で応募したか?」という調査結果は、以下のような順位になっています。

出典:リクルートエージェント社『転職市場定点調査2007』

 転職サイトなどの公募がトップですが、意外にも縁故が非常に多く、転職エージェントは16%に過ぎません。転職はいくらWebや雑誌などの媒体から情報を得ても、行く先の職場環境や社風などがわかりにくいため、知り合いを通じての転職に踏み切る方が非常に多いのです。

 また、企業HPや企業に直接問い合わせて情報を得て転職する人が15%と、転職エージェント経由とほぼ同数です。転職サイトなど費用のかかる媒体には求人を出さずに企業HPを中心に情報を出している会社もありますので、行きたい会社は継続的にチェックが必要です。有効な情報を見逃さないようにしましょう。

落とし穴2-同僚への「辞めるかも」のひとことが会社に伝わる

 転職する気持ちが固まると、ついつい周りの同僚や身近な上司に話してしまう人がいますが、正式に次の会社の内定が決定するまで、決して「辞める」と言ってはいけません。もし、転職活動の結果、良い転職先が見つからなかった場合、その後の会社生活がなにかと不利になるからです。長く働くつもりがない人に、上司も良い仕事・ポジションを任せようという気持ちにならないでしょう。

 また、転職の危険がある方にどうしても辞めて欲しくない場合は、会社側が転職活動を妨害するケースもあります。たとえば、急に新しいプロジェクトに任命され、数ヵ月その仕事を抜けられない状態にしたり、今あなたのいるチームの他の人を異動させそのチームが忙しくなるようにしたりすることも考えられます。いずれも、あなたが転職活動に割く時間が減ってしまい、無理に辞めようとすると円満退社できない状態になります。





著者プロフィール
萱野 聡(カヤノ サトル)

日本通運株式会社、SAPジャパンで人事業務全般に幅広く従事。長年の人事経験より、キャリアアドバイザーの重要性に目覚め、産業カウンセラー、米国CCE Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー等を取得後、慶應義塾大学SFC研究所CRL個人研究会員として最新のキャリアアドバイザー論を学び、組織活性化など人事部のアドバイザーとして活躍中。株式会社サクセスボード 代表取締役社長。


藤崎 葉子(フジサキ ヨウコ)

新卒にて金融関連企業入社後、ネット系ベンチャー企業にて、新規事業・人事部立ち上げに従事。人事部にて中途・新卒採用、人事制度構築などを経験し、キャリア開発におけるカウンセリングの重要性に気づき、日本キャリア開発協会認定CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)を取得。その後、リクルートエージェントにて転職支援を経験後、現職にて企業内キャリアアドバイザーとして活躍中。株式会社サクセスボード キャリアカウンセラー。






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