ソーシャルリクルーティング、企業の活用状況とホンネは?
――3月に大学を卒業し、4月に会社を法人登記したばかり。そこから約3ヵ月でFacebookアプリ「JOBRING」をリリースと、ソーシャルリクルーティングでは業界の最先端という感じがしますが。

「在学中から、企業が優秀な人材を採用するフローを作成するなど、リクルーティング事業を手がけていました。しかし、就職は別業界でしたいと思い、IT系のベンチャー企業から内定をいただきました。ところが、卒業間近になって、Facebookユーザーが一気に増え、『ここからいろんなビジネスが生まれていくだろうな』と。この機会を逃さず、自分でやってみたいと思ったんですね。
とはいえ、私はソーシャルメディアの専門家ではありません。もう1つ、自分の得意分野をかけ合わせなくては……と考えていたら、リクルーティング事業ならそれなりに実績があるのかなと。このような経緯で、今の会社を立ち上げることになりました。
現在は主に、企業のFacebook採用ページのコンサルティング、採用イベント、そしてアプリ『JOBRING』の運営を主な事業として、インターン含め8名のメンバーで仕事をしています。『JOBRING』はソーシャル就活プラットフォームの先駆けとして注目していただいていますが、まだ仮ローンチの段階で、これから改良を重ねていくつもりです」
――Facebook採用ページのコンサルティングについて、実際のところ、企業からの引き合いはいかがですか?
「起業当時は、『どれだけ浸透するかなあ』というお声もいただきましたが、最近はありがたいことに、すごく引き合いがありますね。採用活動に関する予算が決まる時期もありますし、経団連の倫理憲章から、早く母集団を集めたいとのご要望もあります。とはいえ、もっとも多いのは、優秀な学生を採用するのに利用したいというニーズです。
昨年の就活ではTwitterが積極的に活用されましたが、今年はやや控えめな姿勢の方が多いですね。実際に誰とやりとりをしているのか、疑問を抱かれるようです。その点Facebookは、実名が基本ですから、そういった心配がない。採用担当者の方も、モチベーションが高いわけです」(次ページへ続く)



