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タグ: 起業
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 今回は、日本のエコ技を世界に紹介する大塚玲奈さんのお話です。10歳までニューヨークで育ち、帰国後に東京でぜんそくを患ってから環境問題に関心を持ち始めました。大学卒業後は、リクルートに入社。「3年で辞めて起業する」の言葉通り、20代半ばで環境問題への取り組み方を訴求する事業を立ち上げました。



「日本のエコ技を世界へ」 エコトワザ・大塚玲奈さんの起業物語

 株式会社エコトワザの代表・大塚玲奈さんは、環境問題に配慮した日本の伝統技術や商品を世界に発信している。季刊誌「eco+waza(エコトワザ)」を発行するほか、イベント開催、ECサイト運営などを手がける。

 ECサイトで取り扱うのは、国産の木材で作られた玩具や家庭用品、西陣の職人が織る繭の端糸を使ったタオル、瀬戸内海の海塩が配合された石鹸、日本の樹木に100%由来したアロマ精油など。すべて、自然環境への負荷を下げるエコ商品だ。

 エコロジー×日本伝統の知恵・技という、セグメントされた情報発信は、環境問題に関心の高い人たちに受け入れられ、広がり続けている。

「環境問題+帰国子女」 ユニークな背景から起業家の道へ

 大塚さんは1980年生まれ、2歳から10歳まで米国・ニューヨーク州で育った。日本に帰国すると、ぜんそくにかかった。公害について調べるようになり、環境問題にたどりついた。

 「帰国子女の私にとって、当時日本は外国でした。『すごく素敵な国なんだろうな』と思って帰ってきたら、ぜんそくを患ってしまって……。おまけに外国人扱いされて、アイデンティティクライシスに陥りました」

 帰国当初は苦労したものの、元来わんぱくだった大塚さん。中学生にもなると、体育会系の劇団を作るなど、リーダーシップを発揮して日本に溶け込んでいった。

「昔から、既存の組織に入るのは苦手で、新しいことを始めるのが好きでした。劇団を作った理由は、体育会系の私たちには、文化祭で活躍の場があまりなかったから。脚本は私が書きました」

 充実した学生生活を送りながら、環境問題への関心は持ち続けていた。大学生になると、環境サークルを立ち上げ、セミナーや勉強会を開催した。

 大学3年生になると、1年間米国に留学し、自分が日本人であることを再実感する。「日本人は奥ゆかしく、長所をアピールしないので、日本の良いものが海外に上手く伝わっていない」と感じた。自分が海外と日本の架け橋になりたいと思った。

 大学を卒業すると、リクルートに入社する。はじめから、「3年働いて会社を辞め、起業したい」と、起業家になる意志を伝えていた。(次ページへ続く)






著者プロフィール
滝岡 幸子(タキオカ サチコ)

経営コンサルタント・中小企業診断士、有限会社ポテンシャル 代表取締役、『ひとり起業塾』主宰。
大手外資系コンサルティング会社を経て独立。中小企業向けの経営コンサルティング業務を中心に、新規事業開発、企業研修、講演、各種メディアでの執筆連載など多方面で活躍中。小資本、低リスクで身軽に起業するノウハウを伝える「ひとり起業塾」を主宰。著書に『図解 ひとりではじめる起業・独立』(翔泳社)、『はじめよう!移動販売』(同文舘出版)がある。






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