本当に、「人は0.5秒で選ばれる!」のか?
転職・就職活動において避けて通れない面接。第一印象で決まる、という説も聞いたことがありますが、実際どのくらいで決まるものなのでしょうか。面接を受ける側としては、終わる最後の1秒まで、逆転ホームランの可能性を信じたいものですが…。
ところがなんと、『人は0.5秒で選ばれる!』(ダイヤモンド社)という本を書いた人がいるのです。そ、そんなに短いんですか? というわけで、今回は、その本の著者、日本初のインプレッショントレーナー(R) 重田みゆきさんにお話をうかがいました。
さすがインプレッショントレーナー(R)にして、元キャビンアテンダントということもあり、本当にステキな第一印象でご登場です! 前編では、主に重田さんのキャリアについてお伝えします。
インプレッショントレーニング(TM)は誰にでも使えるもの
――「インプレッショントレーナー(R)」のお仕事内容を教えていただけますか?

人の第一印象を良くするためのさまざまな指導を行っています。政治家の方や経営者の方向けのメディアトレーニングや、就職活動の学生さんや転職活動中の方、接客業の方向けのセミナーをしています。企業の社員研修のご依頼をいただくこともありますね。
――就職活動や転職活動だと、やはりアナウンサーやキャビンアテンダントのような、花形のお仕事を目指している方でしょうか?
いえ、ほかの業種の方もいらっしゃいます。たとえば先日は、転職活動中の出版社の方とお会いしました。
――成果はいかがでしたか?
実はその方、これまで60社の面接を受けてこられたんですが、すべて失敗していたというんです。ご自身の書くスキルには自信をお持ちで、そのとおり、書類審査では合格なさるんですが、面接でうまくいかない。ある面接官からは、「あなたとコミュニケーションをとる自信がない」とまで言われてしまったそうなんです。
はじめてお会いしたのは、私のところに取材にいらっしゃったとき。ぜひセミナーにもとお誘いしたのですが、なかなかいらしていただけなくて。でも、あまりにも転職活動がうまくいかないので、決意なさったみたいですね。セミナーを2回受講しただけで、ある面接が成功し、次のステップに進めるようになったというんです。
――それはすごいですね。何をなさったんですか。
1回目は自己分析。自己紹介の様子をビデオに撮り、それをご自身で見ていただいて、自分を知っていただきます。そして、外見の変えるべき部分を変えるわけですね。2回目は、自己PRのテクニック、「ことばの使い方」と「声」のレッスンを行います。
努力すればキャビンアテンダントにもなれる
――重田さんは、さすが元キャビンアテンダント、という華やかな容姿をしていらっしゃいます。インプレッショントレーニング(TM)は、必要だったんですか?
私も、努力して今の状態にたどり着いたんです。就職活動前の大学生のときは、冬はスキーに、夏は海にと、日焼けも気にせずスポーツ三昧でした。昔から両親には、外見について「中の下だ」といわれてきましたし、学生時代の写真を見ても、「クラスでいちばんいやな印象の子」を探すと、私が当てはまってしまうという、そういう外見をしていたんです。
――今のお姿を見ると信じられませんが…。生まれ持った外見だけで決まるわけではないのですね。
生まれつきキャビンアテンダントに適した要素を持っている人もいるでしょうが、私は違いました。ダイエットをして、きれいに見える角度や表情を研究して、家のトイレに入るときに誰もいないのに「失礼いたします」といって言葉遣いを直す努力をしたり、居間の中をハイヒールで歩く練習もしました。 キャビンアテンダントの面接というのは、ドアを開けた瞬間で決まるといわれるくらい、第一印象が重要でした。それを磨くために、あらゆる努力をしましたね。



