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最近流行のワーク・ライフ・バランス。どうも、「そんなに働くな」と責められているような気がしませんか? ベストバランスは自分の感覚で決めるものであって、人に決められるものではないはず。そんな思いを代弁してくれる『ワークライフ“アンバランス”の仕事力』の著者、田島弓子さんにインタビューを行いました。前編・後編の2回に分けてお送りします。【バックナンバーはこちら】



「ワーク・ライフ・バランス」に疑問を持っている人へ!

 今注目を浴びているキーワードの1つ、ワーク・ライフ・バランス。内閣府が「仕事と生活の調和推進室」を立上げ、「生活」と「仕事」のバランスをとり、国民1人ひとりが生活しやすい環境を整えようとし、それに応えて制度を整える企業も出てきているようです。

 ところが最近、ワーク・ライフ・バランスを偏った意味に解釈し、仕事一辺倒に生きる人生を否定する傾向があるようです。その理由は、「名ばかり管理職」や女性の社会進出に伴う少子化、熟年離婚など、仕事を最優先してきたこれまでの日本人の生き方では、失うものも多いと気づいたからでしょう。

 もちろん、さまざまな人が働ける環境作りは必要です。しかし、ワーク・ライフ・バランスの流れに乗って、仕事をがんばらない生き方を選ぶ人が出てくるのはどうでしょう。目指すべきは、1人ひとりが自分に適した「ベストバランス」で働けることであって、仕事と生活の比重はその人が決めればいいのではないでしょうか。

 ワーク・ライフ・バランスに疑問を覚えるすべての人に向けて、田島弓子さんが『ワークライフ“アンバランス”の仕事力』という本を出版されました。田島さんの考える、ワーク・ライフ・バランスについて、お話を聞いてみましょう。

出遅れた就職活動、「試用期間」に不安を感じる

――まず、ご自身のキャリアについて教えていただけますか。大学卒業後はすぐに就職せず、留学されたんですよね。

 はい、ただし入学したのは現地の大学ではなく語学学校でしたし、MBAを取得したわけでもないんです。私は純粋に語学を勉強したつもりですが、人によっては「大学を卒業して、しばらく海外に遊びに行っていた」ととらえられても仕方ないと思いまして、帰国後に就職活動を始めるときには、とても不安になりました。

 就職活動自体は短期間で済み、スムースといっていいかもしれません。というのも、アルバイトをしていた展示会主催会社の仕事がおもしろくて、そこに就職したいと希望を出したら、試験に受かって採用されたからです。

 しかし、「試用期間」があると聞いて、また不安になりました。どうしたら会社に残れるかを必死で考えて、まずは与えられた仕事をしっかりとこなし、「田島はちゃんとできるな」と認めてもらうことだと思ったんです。私のキャリアを振り返ると、いつも「不安」が原動力になっている気がしますね。自分に自信がないんです。

――次に、同じ展示場ビジネスでも、ITに特化した会社に移られました。この転職のきっかけは何ですか?

 その後転職することになる会社が、ある米国企業を買収したという新聞記事を読みました。買収された企業が米国で開催していたイベントに、とても関心を持っていました。「日本でもこのイベントを開けるのではないか。それなら自分がやってみたい!」という思いになったのですが、そのときは具体的なアクションを起こしませんでした。

 新聞記事を読んでから1年後、その会社から「来ない?」とオファーが来たんです。最初に入った会社で働いて4年ほど経っていたのですが、IT分野への関心がとても高まっていたんです。もう、迷うことはありませんでしたね。


 
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がむしゃらに働いたからマイクロソフトに転職できました 『ワークライフ“アンバランス”の仕事力』の著者が語るキャリアの築き方(前)
「ワーク・ライフ・バランス」に疑問を持っている人へ!

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