このエントリーをはてなブックマークに追加


ビジネス作家 夏川賀央さんインタビュー
CAREERzine編集部 [著]
公開:2009/01/19 09:00


前編では、多くのビジネスマンが効率を求めすぎている現状と、非効率的に仕事をすると、長期的に見てリターンがある、というお話をうかがいました。後編では、デキる人の非効率的な仕事の進め方について、紹介していきます。【前編とバックナンバーはこちら】



オンとオフの境目がなくなれば、効率は重視しなくなる

――夏川さんのご著書には、デキる人たちが、一見非効率的な仕事の仕方をしている例がよく出てきますよね。『なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?』(ソフトバンク クリエイティブ )では、「仕事」のとらえ方の違いだと表現されていました。

 この本で書いたデキる人たちは、残業せずにさっさと帰って映画を見たり、本屋に行ったりしています。こうして情報を仕入れたり、仕事につながるアイディアを考えたりしているのです。これらは必ずしも仕事につながるわけではなく、会社から与えられた目の前の仕事が片付くわけでもないし、効率的か非効率的かで判断すれば、後者ですよね。しかし、ヒットする企画や新規事業は、たいていこうした人たちから生まれます。

 彼らは、ここまでが仕事、ここからはプライベートといった、オンとオフの境目がありません。「仕事を自分のものにしている」といっていいでしょう。すると、公私混同ですから、効率を追求する必要がないのです。

――そうした仕事に対する発想の転換は、どうやったらできるでしょうか?

 やはり、効率ばかりを追い求めず、非効率なことをやってみることだと思います。毎日の仕事をしていて、ちょっと面白そうだな、と思ったことを流さない。それまでの考え方では、仕事に活かせないものかもしれませんが、長い目で見れば、いずれ何かにつながるかもしれない。踏み出した1歩から、少しずつ広げていくんです。

通したいわがままを明確にし、通せる環境を作ると働きやすくなる

 ――ただ、仕事に一生懸命になりすぎていると、そういう「遊び」ができませんよね。残業せずに仕事を自分のものにしている「わがまま」な人たちは、どうやっているのでしょうか。

 わがままな人たちも、ただ自由奔放にしているわけではありません。会議をサボったら翌朝は朝一番に出社する、服装を自由にするなら規則になっている掃除には参加するなど、わがままを通す環境を作っていくわけです。

 すべて自分の思い通りにはなりません。相手に受け入れられるようなメリットを提供するわけです。たとえば、長時間の会議に参加するのも、朝一番に出社するのも、どちらも楽しいことではありませんよね。でも、どうしても会議を休んで映画に行きたいなら、折り合いをつけるために、翌朝一番に出社することです。優先順位をつけ、自分の「通したいわがまま」を明確にし、通せる環境を作っていくと、わがままを通して自由にやっているように見えるんですよ。


 
1 2
→

INDEX
デキる人はやっている、一見非効率な仕事術(後編)
オンとオフの境目がなくなれば、効率は重視しなくなる

通したいわがままを明確にし、通せる環境を作ると働きやすくなる

「状況を受け入れる自分」だけが変えられる要素





著者プロフィール
CAREERzine編集部(キャリアジンヘンシュウブ)

 出版社の歴史と信頼、ウェブマガジン編集部のフットワークと情報力を活かして、読者の皆さんのよりよいキャリア構築をお手伝いします。






スポンサーサイト

年収1000万円へのエグゼクティブ転職
職種
業種
フリーワード

職種
フリーワード

タグクラウド



ページトップへ
ページトップへ