学歴コンプレックスは、東大大学院に入って解消する?
第6回、第7回で登場した山内太地さんは「社会人として大学・大学院で学ぶことは、お金には変えられない、かけがえのない宝物を手に入れることができる」と述べています。
ところで、大学には偏差値というものがあります。あくまでも摸擬試験での上での数字ですが、これがなぜか入学前も入学後も付きまといます。中には志望する難関大に入学できなかったことに対して、コンプレックスを持つ人もいるでしょう。
この学歴コンプレックスを簡単に解消できる方法がある、とする本が 『学歴ロンダリング』です。その方法とはズバリ言って、東大の大学院に入学すること。しかも、それは学部入試よりも簡単だ、という本です。
どこまで本当か、そしてそれは社会人にも有効なのかどうか、著者の神前悠太さんにお話をお伺いすることにしました。
神前さん、それに共著者の新開さん、唯乃さん、3人とも東大大学院の修了者、つまり経験者でもあります。前編・後編の2回に分けてお送りします。
東大は学部より大学院のほうが定員が多い
石渡 まず、東大の大学院入試、これは本にもある通り簡単なのでしょうか?
神前 はい、簡単です。東大の場合、学部の定員より大学院の定員の方が多いのです。それに入試も簡単ですし。ただし、法科大学院など一部の研究科は難関です。すべての研究科が簡単というわけではないので注意してください。さらに厳密に言うのであれば、東大の学部入試と比較すると尋常じゃないくらい簡単であるという意味であり、誰でも楽々東大院生になれるというわけではありません。
話を戻しますが、昨年のデータですと、学部の方は定員3053人です。これに対して大学院は3192人。志願者・入学者・倍率も学部は順に13,568人・3087人・4.4倍、大学院は8714人・3431人・2.54倍です。
石渡 学部より大学院の方が定員が多い、という事実にまず驚きました。データの上でも確かに学部入試よりは大学院入試の方が倍率は低いようです。
ところで入試が簡単かどうか、そのあたりを詳しくお願いします。



