試験は基礎的な内容が出て、模範解答を好む
石渡 前回に続き、東大大学院についておうかがいします。筆記試験のうち専門科目はいかがでしょうか?
神前 これも文字通り、専門科目という点で絶対に楽です。学部の入試だと、直接は関係のない科目も勉強しなければならないですよね? その点、大学院入試の専門科目は研究科や専攻に即した内容です。望んで受験するわけですから、その研究科・専攻は自分の得意分野ですよね? その得意分野のみをひたすら勉強していれば大丈夫。
しかも出題内容は基礎的な内容しか出題されません。模範解答を好む傾向があるのでその点だけ注意すればいいのではないでしょうか。
石渡 それでは面接や研究計画書などはいかがでしょうか?
神前 面接はそれほど面倒ではないでしょう。学科試験でほぼ決まるものですし。あとは本人の意思確認をする程度ですね。研究計画書も卒業論文の延長と考えれば十分です。
社会人だと誰もがプレゼンをする機会があって、自然にプレゼン能力が磨かれます。このプレゼン能力が面接や研究計画書で活かされます。
東大ブランドと、東大ネットワークが手に入る
石渡 では肝心の話を。社会人が東大大学院に入ったとしましょう。その後、再就職ができるのかどうか、これが気になります。
神前 職歴のあるなしで話は違ってくると思います。学部卒ですぐ大学院、というわけではなく社会人が、ということであれば、職歴は最低5年はあった方がいいでしょう。数年程度だと、逃げと見られたり、せっかく大学院を修了しても第二新卒扱いになってしまいます。
石渡 なるほど、社会人だと社会人経験のある状態で入学した方が良い、と。
神前 はい。東大という世界有数の研究機関で社会人経験を研究に活かすことができるのはなかなか得がたいこと、と思います。社会人が東大の大学院に入ると、東大のネットワークに参加できます。何よりも東大ブランドは絶大ですよ。この東大ブランドを軸にしてキャリアプランを考えられるのもメリットでしょうね。



