慎重に考えたい3つの転職契機
今転職すべきかどうかどうか? NO! とまでは言いませんが、以前より厳しい状況になっていることは事実です。なぜなら一時と比べて募集している企業が圧倒的に少なくなっているからです。
厚生労働省が昨年12月26日に発表した11月有効求人倍率(季節調整値)は0.76倍と、前月比0.04ポイント低下し、2004年2月(0.76倍)以来の低水準となり、新規求人数は前年比23.7%減となりました(下図)。産業別に見ると、製造業(42.9%減)、サービス業(31.9%減)、情報通信業(25.8%減)などが減少しています。
つまり自分に合った会社、やりたい仕事が見つけにくいということです。
ただ、そうは言っても次のような状況になったら悩みますよね。このようなときはその場の雰囲気に流されないよう自分でしっかり考えをもっておかなくてはなりません。
1)早期退職の公募が出たがどうすればいい?
割増退職金やすぐにもらえる失業給付など、一時的には金銭的なお得感があるので悩まれる方も多いと思います。しかし、一度に同じ会社、同じ業界からの転職希望者が増えることになるので、自分の売り・強みをより明確に打ち出す必要があります。
「先日も同じ会社出身の方が面接に来ました」と言われたら、その後どんなアピールをしますか? また、今のようにリストラしている企業が多いと、面接で「リストラされた人ではないか?」と色メガネで見られるというデメリットがあります。
2)給与も上がらない…フリーランスになったほうがいい?
給与が上がらないのはどこも似たようなものです。フリーランスはこんな経済環境になると仕事が減ってもっときついのです! 会社にいれば、給与が上がらないといっても確実に「給与」としての定収入は確保できます。それが多少上下することに比べると、フリーランスはAll or Nothingの世界になり、仕事がなければ給与がゼロという状態になりえます。
フリーランスの知り合いのコーチから、コーチングの契約を切られた、更新されなかったなどの話を最近よく聞きます。今は働くスタイルよりは、自分自身をどう磨くかを考えるのが先決です。
3)意に沿わぬ異動、転職したほうがいい?
「いっそ転職」は会社側の思うつぼ! 隣の芝は青く見えるし、青い鳥はそこら中に飛んでいるように思えるかもしれませんが現実はそうではないのです。辞めて欲しい社員を異動させて、会社へのロイヤリティーを下げ、会社への不信感を醸成し、自主退職に誘導するのは人事の常套手段です。某IT会社のようにマネージャーに「退職勧告面接トレーニング」を受けさせる必要もないのです。
「いっそ転職」ではなく、きちんと自身の転職タイミングを考えましょう。この異動のピンチを新しいスキルが身につくチャンスと捉え、仕事の幅を広げてみるほうがずっと将来のキャリアにプラスになるでしょう。




