このエントリーをはてなブックマークに追加


坂田篤史さんインタビュー
CAREERzine編集部 [著]
公開:2009/01/26 09:00


前編では、人脈を広げていくためには、自分自身の価値を見極め、他人に提供していくことが大事だというお話をお届けしました。後編では、その「価値」の考え方を活かし、転職についての悩みを解決していきます。【前編とこのコーナーのバックナンバーはこちら】



今の会社で作る実績だけが、「セカンドキャリア」への布石となる

――坂田さんご自身も、転職なさってますね。

 はい、ただそのときは、まだ人脈の重要性に気づいていませんでしたが(笑)。当時は、大企業の中で自分が歯車の一部になるよりは、個人の能力を活かせる仕事につきたいと考えていました。そこで、大手機械メーカーから、現在のコンサルティング会社に転職しました。

――坂田さんのもとに寄せられるのは、どのような悩みが多いのですか?

 向上心の高い人からの相談が多いですね。がんばっているけど日が当たらず、理想と現実のギャップの中で苦しんでいる方が多いです。なぜギャップができるかというと、成功するための要因を自分の「外側」に求めているからだと思うのです。本当は、自分の内側からしか生まれないのですが。

 「成功」や「夢」など、憧れの場所には、すぐには到達できません。目標に近づくためには、布石が必要です。置く石は、現在勤めている会社で作る実績しかありません。ほとんどの人は、実際の市場価値と比べて自分を高く評価しているから、目標地点が近くにあると錯覚してしまいますす。しかし、実際はもっと遠い地点にあります。だから、布石が足りず、手が届かなくて苦しみます。

 人脈を築く場合と同様、自分が会社に何を「約束」できるのか。自分が提供できる価値を、もっと客観的に自己分析するべきだと思います。

 転職エージェントの方々に会って話を聞くと、このような不況であっても、市場価値の高い方は、引く手あまたの状況だそうです。

――今の会社にいるのが嫌で仕方ない、という状態になると、客観的な判断ができなくなるものですが。

 モチベーションを高い状態に保ち、冷静な判断を続けるためには、ある程度の努力が必要になります。コンサルタントのように、「もっとよい選択はないか。もっとよいタイミングはないか」など、「もっと」を繰り返し自問することで、冷静な判断をすることができるようになります。転職はリスクが高いものです。決断する前に、自問する機会を作ってみてください。


 
1 2
→

INDEX
スカウトがくる人脈は、20代サラリーマンでも作れる(後編)
今の会社で作る実績だけが、「セカンドキャリア」への布石となる

転職も手段の1つ 行き詰まったときこそ「目的」に返る






スポンサーサイト

年収1000万円へのエグゼクティブ転職
職種
業種
フリーワード

職種
フリーワード

タグクラウド



ページトップへ
ページトップへ