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前回に引き続き、就職活動のおかしな点から転職活動へのヒントを探していきます。今回は、転職活動の「答え」についても、独自の見解を述べています。あの石渡さんが、ちょっといいこと言っちゃってますよ!【バックナンバーはこちら】



少しでも自分をよく見せたい、は企業も同じ

 前回の「就活のバカヤロー』から転職を考える」に続く、後編です。まずは、企業の採用ページなどで見かける、魅力的な美辞麗句を見ていきましょう。

  • オフィスは東京ミッドタウン(など、人気の場所をアピール)
  • △△休暇(ユニークな名称)を導入
  • 成長しよう
  • △年目で海外赴任をする人も
  • アットホームな雰囲気です
  • 実力主義の会社です
  • 若い環境で働いてみよう
  • やりがいのある仕事です
『就活のバカヤロー』163ページより抜粋

 一見すると聞き心地の良いキーワードです。しかし、どうでしょうか。これらはいずれもウソではありませんが、ホントでもない、相当誤解を与えるキーワードです。

 たとえば、「△年目で海外赴任をする人も」。 「も」ということは1人でもいれば、ウソではありません。それが社員数1,000人の会社だと、ほとんどの社員には無関係な話です。

 しかし、冷静になれない人は「海外赴任もできるのか、それはいいや」と先走ってしまいます。もし、海外赴任の多い会社であれば、「海外赴任者多数」と出すでしょうし、さらに多い会社なら「海外赴任の社員は△割」などと具体的な数字を出すはずです。

 これは新卒採用だけでなく転職でも同じです。

 考えてみれば、前編に書いた自己PRと同じですね。会社をだますとまでは言いませんが、転職希望者が、少しでも自分をよく見せようとするのは自然な話です。

 それは会社側も同じ、この理屈、転職希望者の皆さん、大丈夫ですか?


 
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INDEX
企業の美辞麗句にだまされるな! 『就活のバカヤロー』から転職を考える (後編)
少しでも自分をよく見せたい、は企業も同じ

「答えがない」の先にあるもの




著者プロフィール
石渡 嶺司(イシワタリ レイジ)

1975年北海道札幌市生まれ。私立北嶺中・高等学校、代々木ゼミナールを経て東洋大学社会学部社会学科に入学。卒業後、派遣社員、無職、編集プロダクション勤務ののち、2003年にライターとして独立。以後、大学・教育問題や学生の就職活動などを中心に評論・執筆活動を行う。全国の大学を見学して回り、2008年現在、300校を超える。著書は『転職は1億円損をする』『最高学府はバカだらけ』のほかに、『進路図鑑2010 』(光文社ペーパーバックス)などがある。2008年11月に刊行の『就活のバカヤロー』(光文社新書)が10万部を超えたほか、過去の著作はすべて書き下ろし・黒字化していることが自慢。

「ライター石渡嶺司のブログ」

 




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