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 今回は、映画タイアップ広告を手掛ける原浩平さんのお話です。誰もが憧れる、華やかな映画の世界にかかわる仕事。「エンターテインメントにかかわる仕事は楽しい」という原さんの言葉には、実感がこもっていました。【バックナンバーはこちら】



映画と企業を低予算で結ぶ仕事

 映画を中心とするエンターテインメントと企業を結ぶ、タイアップ専門の広告プロダクション、株式会社トキオ・ゲッツを経営する原浩平さん。映画タイアップとは、期間限定で新作映画のキャラクターやビジュアルを使い、企業の商品・サービスの知名度アップやブランディングを行うことである。

 最近手がけた仕事を挙げれば、『犬と私の10の約束』×「犬用ダイエット食品」のタイアップ、『スーパーマン リターンズ』×「乾電池」のタイアップ、『カンフー パンダ』×「カップラーメン」のタイアップといった事例がある。

 映画とのタイアップというと、高い費用が発生するのではないか…と想像してしまう。しかし、新作映画公開の約2ヵ月前~公開中の期間限定で、かつ新作映画のプロモーションを兼ねているので、映画会社にはお金を払う必要はないという。

 もう1つ、同社がとくに力を入れている事業は、企業ウェブサイトに映画コンテンツを活用した、エンターテイメントページを制作することだ。「企業サイトに、面白いコンテンツを載せることで、もう一度そのサイトを訪れるきっかけ作りを行っています」

 たとえば、人材派遣企業のウェブサイトに、映画に見るキャリアな生き方、クレジットカード会社のウェブサイトに、ロサンゼルスのセレブスポット特集などを組んでいる。

「勝負好き」な性格が、起業への意欲につながった

「昔から目立ちたがり屋でした(笑)。野球部だった中学時代はプロ野球選手に、バンドをやっていた高校時代はバンドマンになりたいと思っていました」と原さん。

 大学は、数学科に進んだ。「国語や英語より、数学が好きな理由は、勝負することが好きだから。国語の問題は誰の答えが勝ちかわからない、先生がOKといえばいいみたいな (笑)。しかし数学は違いました。複雑な問題でも1つ決まった解答がポンと出る。それを誰よりも速く正確に解くことが好きで、勝負心をくすぐられました」

 アルバイトで六本木のクラブやバーで働き、世界観が変わった。「いろいろなお客様に会い、自分の知らない世界がいっぱいあることを知り、新しいことにチャレンジしたいと思うようになりました」

 大学生アルバイトの人材派遣ビジネスを始め、商売の楽しさに目覚めた。大学生200名を集め、スーパーマーケットの改装時に送り込む。新潟のスーパーで大型改装があると聞けば、2週間前に新潟大学に行き、アルバイト募集のチラシを配った。「それが儲かって、商売の面白さに目覚めました。将来は自分でビジネスをしよう、と決めました





著者プロフィール
滝岡 幸子(タキオカ サチコ)

経営コンサルタント・中小企業診断士、有限会社ポテンシャル 代表取締役、『ひとり起業塾』主宰。
大手外資系コンサルティング会社を経て独立。中小企業向けの経営コンサルティング業務を中心に、新規事業開発、企業研修、講演、各種メディアでの執筆連載など多方面で活躍中。小資本、低リスクで身軽に起業するノウハウを伝える「ひとり起業塾」を主宰。著書に『図解 ひとりではじめる起業・独立』(翔泳社)、『はじめよう!移動販売』(同文舘出版)がある。






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