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今回は、初心者向けのパソコン教室を運営する祢津順子さんのお話です。女性3人で始め、開業資金はたった2,000円。「その気になれば、開業資金も、事務所もいりません!」アイデア次第で、これほど格安に起業できるのです。【バックナンバーはこちら】



PC持ち込み、場所は公共施設のパソコン教室

 超初心者向けにパソコン教室を開催する、NPO法人カルミアネット・理事長の祢津順子さん。カルミアネットは、「教室は公共施設の貸会議室、ノートパソコンは生徒が持ち込む」というユニークな形式で、基礎コースの受講料は1回1,500円と安価に運営されている。

 教室は週1回、現在は、渋谷区と神奈川県川崎市で教室を開いている。受講者は毎回20人弱、パソコンの操作は初めてという初心者ばかりだ。

 授業では、パソコンの専門用語は使わない。「クリック」は「カチャ」、電子メールの「@(アットマーク)」は「なると」。受講者には中高年も多く、インストラクターが手作りするテキストは、大きく見やすい字が並ぶ。わからないところがあれば、インストラクター3名でとことん教える。

 パソコンを通じた仲間作りを目指し、現在の会員数は、卒業生を含めて640名、最年長は90歳の女性だ。卒業後も、月1回OB・OG会、年2回親睦会を開催するなど、横のつながりを大切にしている。「親睦会では、都電を貸し切って都電ツアー、浅草名所巡り、横浜からクルージングなど、遊びにも力を入れています(笑)」。

自分のパソコンを持ち込む教室があったら…と起業を決意

 パソコン教室を始めたきっかけは、もともとパソコンインストラクターだった祢津さんが生徒から「教室にあるパソコンと、自宅にあるパソコンでは機種が違うので、なかなか操作が覚えられない」と聞いたことだった。

 「それなら、自分のノートパソコンを持ち込む形式のパソコン教室があればいいと思いました。持ち込み形式なら、生徒さんも機能を覚えやすいし、何より機器を購入する費用もかかりません。これは受け入れられるのではないかと考えたのです」


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INDEX
開業資金2,000円、宣伝費ゼロ円で格安起業! 高齢者のニーズに応えるパソコン教室の運営とは?
PC持ち込み、場所は公共施設のパソコン教室

自分のパソコンを持ち込む教室があったら…と起業を決意

子育て後、7年間のブランクを経て社会復帰

初心者でもわかりやすいパソコン教室を開きたい

開業資金は、たった2,000円!

営利が目的ではないから、NPO法人にしよう

苦労の末に法人化、得たのは信用力

教室継続の大ピンチを乗り切り、今年で設立10周年




著者プロフィール
滝岡 幸子(タキオカ サチコ)

経営コンサルタント・中小企業診断士、有限会社ポテンシャル 代表取締役、『ひとり起業塾』主宰。
大手外資系コンサルティング会社を経て独立。中小企業向けの経営コンサルティング業務を中心に、新規事業開発、企業研修、講演、各種メディアでの執筆連載など多方面で活躍中。小資本、低リスクで身軽に起業するノウハウを伝える「ひとり起業塾」を主宰。著書に『図解 ひとりではじめる起業・独立』(翔泳社)、『はじめよう!移動販売』(同文舘出版)がある。






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