就職観、「楽しく働きたい」が引き続きトップ
学生の就職観のトップは、「楽しく働きたい」となった(全体35.3%)。次いで、「個人の生活と仕事を両立させたい」(全体22.7%)との回答が多く、とくに男子学生の方が、昨年と比べ伸びが大きい(文系男子:09卒21.3%→10卒23.0%、理系男子:09卒20.2%→10卒22.8%)。
次に回答が多かった「人のためになる仕事をしたい」では、文理男女すべてで、昨年より回答割合が増える結果となった(10卒:文系男子12.1%、理系男子13.6%、文系女子13.0%、理系女子13.4%)。
なお、「人のためになる仕事をしたい」は、1990年の同項目調査開始時と比較してみても、大幅に伸びている(91卒:文系男子4.7%、理系男子4.4%、文系女子5.2%、理系女子4.0%)。
会社選択のポイントは「自分のやりたい仕事ができる会社」が1位
会社選択のポイントでは、調査開始以来トップの「自分のやりたい仕事ができる会社」が今年もトップとなった(全体39.1%)。
また、昨年3位の「安定している会社」が今年、2位に順位を上げた(全体:09卒21.3%→10卒26.0%)。
なお、全体順位は低いが、「一生続けられる会社」が今年は文理男女すべてで割合を伸ばしている(全体:09卒9.4%→10卒10.2%)。
昨年は全体的に勤務制度に関する項目が回答割合を伸ばしていたが、今年は社員の定着率や長期的安定に関する項目の割合が伸びており、会社選択のポイントが変化している様子がうかがえる。
一方、行きたくない会社としては、「暗い」「きつい」「面白くない」を敬遠する傾向は変わらないが(「暗い雰囲気の会社」:10卒41.0%、「ノルマのきつそうな会社」:10卒31.1%、「仕事内容が面白くない会社」:10卒23.8%)。
今年は学生の「安定志向」の裏付けるように「財務内容の悪い会社」の回答が昨年より増加している(09卒13.7%→10卒15.5%)。
志望職種「管理部門」「営業企画・営業部門」「商品企画・開発・設計部門」
学生の志望職種は、「総務・経理・人事などの管理部門」(全体16.4%)、「商品企画・開発・設計部門」(全体16.4%)、「営業企画・営業部門」(全体16.3%)の3項目がほぼ同じ割合で上位となった。
また、理系男女では「研究・開発部門」が変わらずトップとなり、その割合も上昇している(理系男子09卒34.3%→10卒37.2%、理系女子09卒34.1%→10卒36.4%)。
「なにがなんでも就職したい」9割弱を維持
「なにがなんでも就職したい」という就職希望度は全体で89.8%となり、昨年の89.9%とほぼ変わらない結果となった。
この3年間、就職希望度は89%台で推移しており、6年前の2003年調査時(04年卒)の80.7%と比較しても高い状態で推移している。




