社会人は、こんなストレスを抱えている!?
会社でいろいろなストレスを抱えていると、つい「学生の頃はよかったなぁ、ストレスも何もなかったし。ハァー……」なんて、遠い目でため息をついてしまうこともあるのではないでしょうか。なぜ学生から社会人になるとそんなにストレスが増えるのか、ちょっと整理してみましょう。
まず、ごく基本的なことですが、社会人は毎日きちんと同じ時間に起きて出社しなければなりません。学生時代なら、「今日は眠いから1限目はさぼっちゃえー。2限目から行けばいいや」といったユル~い考え方でも許されたはず。かっこよくいえばフレキシビリティがあったということですね。それがなくなったことで、「自由がないストレス」を強く感じてしまう人もいます。
仕事というものに慣れるまでは、自分が能力不足だと感じることも多いでしょう。たとえば、「営業のやり方が分からない」とか、「コンピュータをうまく使いこなせない」というようなこともストレスにつながります。これは「技術的なストレス」ですね。
そして、社会人になると、自分がこなさなければならない「役割」が学生とは比べ物にならないほど急激に増えます。学生時代は、自分の役割といっても、クラスの中の自分、サークル内の自分、家族の中での自分といったように、ごく限られた中での関係だけで済んだかもしれません。それが、会社という組織に入ったとたん、部署内での上下関係、ほかの部署とのタテ・ヨコ・ナナメの関係、さらにはお客さまや発注先など社外との複雑な関係も出てきます。

こうしたさまざまな関係性の中で、自分がとるべき立ち位置・果たすべき役割を常に考え、行動しなければなりません。もちろんそこでは、さまざまな立場の相手に対してどう接するかというコミュニケーションスキルが求められます。ここで出てくるのが、自分はどうあるべきかという「自分の立ち位置が分からないストレス」、そしておなじみの「人間関係のストレス」です。
自分だけでは変えられないのが人間関係のストレス
このように、社会人になると出やすいストレス……つまり、新人さんや若手ビジネスパーソンがよくぶつかるストレスの代表例としては、「自由がないストレス」、「技術的なストレス」、「自分の立ち位置が分からないストレス」、「人間関係のストレス」の4つが挙げられます。中でも人間関係のストレスを抱えている人は多く、それが原因で転職を考えている、あるいは会社を辞めてしまったという人もたくさんいらっしゃると聞きます。
なぜ人間関係のストレスが厄介なのかというと、それが自分1人だけの問題ではないからです。ほかのストレスは、勉強したり経験を積んだり、精神的に強くなることによって、自力で克服することも可能です。でも、人間関係は相手がいること。どんなに自分が勉強して技術を身につけたとしても、意地悪な(あるいは、「意地悪」と勝手にあなたが感じてしまう)上司やコワイ営業先、協力してくれない隣の部署など、他者を本質的に変えることはできないのです。


