「グリーンシート」の取扱い実績No.1の証券会社を設立

未上場企業向け証券市場「グリーンシート」の取扱い実績No.1の証券会社、ディー・ブレイン証券株式会社。代表の出縄良人さんは、公認会計士でもある。「グリーンシート」とは、未上場企業向けの株式公開制度。中小企業が資金調達する仕組みの1つだ。
「日本では、株式や社債等の直接金融の仕組みが遅れています。上場している約4,000社は直接金融で資金を集めることができますが、それ以外の会社は難しい。銀行の貸し渋り等、中小企業が資金を工面することはたいへんです。ここ数年、新興株式市場の上場企業数が減ったせいか、グリーンシートに関する問合せが増えました」
中小企業への投資は、ベンチャーキャピタルも行っている。ベンチャーキャピタルの場合は、上場後のキャピタルゲインを収益源とするため、短期間で急成長する会社に投資する。一方、グリーンシートの場合は、長期的な成長を志す会社が中心だという。
幼い頃から独創的 独立したほうが自分の力を出せるはず
出縄さんは1961年、静岡県榛原町(現:牧之原市)で生まれた。リスやたぬきが横切る一面の茶畑を、小学校まで45分歩いて通った。小さい頃から独創的な性格だったが、当時はそれがコンプレックスだったという。
「小学校の成績表で、『協調性』の欄は、いつもA,B,Cのうち“C”がついていました。もともと独自性があったのでしょう、リーダーになって、何かをすることは得意でしたが、人に決められたことを集団で行うことは苦手な子どもでした。変わり者と言われることに劣等感を持ち、学生時代はいつも悩んでいましたね」
東京の大学に進み、大学4年のとき、公認会計士2次試験に合格した。 「自分には大きな組織の中で働くことは向いていないと思ったんですね。独立して自分の事務所を持ったほうが、自分の力を発揮できるだろうと。公認会計士になれば、独立できるのではないかと思いました」(次ページへ続く)




