実は面接では、自分が話すより他人の話を聞く時間が長い

面接を受けている時、自分のことを話している時間と、面接官や一緒に面接を受けている他の人の話を聞いている時間、どちらが長いと思いますか?
そうなんです、一生懸命考えた自己PRを話す時間はたったの数分間。それよりも、説明会や面接では、人事の方の話を聞いたり、グループ面接やグループディスカッションで他人の話に耳を傾けている時間のほうが圧倒的に長いのです。
ということは、これまでの連載で皆さんに、「面接で大切なことは、時間をかけて書き上げた自己PRの内容を、感じの良いトーンや発声、口元や目元の表情力を使って話すこと、そして信頼感あふれる姿勢や立ち振る舞いをすることがポイントです」とお伝えしてきましたが、それだけでは不十分ということになります。
ノンバーバルコミュニケーションがマズいと人柄を誤解されてしまう
皆さんは、バーバルコミュニケーション(言語コミュニケーション)とノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)をご存知ですか? 今回は、言葉を使わずに、周囲の方々と良いコミュニケーションをとることのできる、ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)を鍛えましょう。
バーバルコミュニケーション(言語コミュニケーション)は、言語を使って意志の伝達をしますから、比較的誤解されることが少なくてすみます。しかし、ノンバーバルコミュニケーションは、言語を使わずに自分の意志とは関係なく、勝手にメッセージを発信してしまうことが多いので、誤解されてしまうことも多くなります。
とくに日頃から、取っつきにくいだとか、愛想がない、一見こわいよね…などと言われがちな方は、このノンバーバルコミュニケーション力が弱いので、面接でも損をしているはずです。
今回、面接中に、自分が言葉を発していない時間の方が多いと気づいたわけですから、「聞く態度・聞く姿勢・聞く顔つき」を徹底的にインプレッショントレーニング(TM)をして伸ばし、自信を持って面接に挑みましょう!
今の転職者は有能だからこそ、「印象と情熱」で選ばれる
第一印象の85%~95%をノンバーバルコミュニケーションが決めるといわれています。そのため、ここで好印象を与えることができれば、次の会話にもスムースに進めるわけです。
日頃から、ノンバーバルコミュニケーションを意識した表情作りを心がけると、自然と周りから注目されるようになり、次々とチャンスに恵まれる人になっていきます。実際に先日も、大手企業の執行役員の方に、採用面接についての体験談をお伺いしていたところ、「あっ、採用したいな!と思うのは、本当に扉から入ってきた時の一瞬の雰囲気ですよ~」と、おっしゃっていました。
ついでに、「今のご時勢ですから、数人の採用募集をかけただけで、素晴らしい経歴や学歴のある人、技術力・営業力のある人が、たくさん受けに来てくれます。エントリーシートを通した段階で、面接に来られた方は皆さん素晴らしい能力をお持ちだということはわかっていますから、面接では『印象と情熱』重視で選んでいますよ」とも、おっしゃっていました。
今回はまず、つい無意識にしてしまう、「印象の悪い表情と態度を改善するためのトレーニング」を始めましょう。(次ページへ続く)


