実は、無意識に「印象の悪い表情と態度」をしている!
前回、面接では、自分が話している時間よりも、面接官やグループ面接で同席した他人の話を聞いている時間のほうが長く、その時間にも好印象を与え続けるため、ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)力を高めよう!というお話をしました。具体的には、注意すべきシチュエーションを2つ、より好印象を与える目元のテクニックを1つ、紹介しました。
今回はノンバーバルコミュニケーションの後編として、効果的な「アゴの角度の意識強化」を行います。前回の例でもわかるように、私たちは本当に頻繁に、無意識のうちに印象の悪い表情をしたり、態度をとったりしているのです。怖いことですよね。さぁ皆さん、鏡を持って実践していきましょう。
ステップ1 アゴの角度で与える印象が変わることを意識する

まずはじめに、アゴの角度によって、相手に与える印象が大きく異なる、ということを意識してください。そのため、角度によっては、自分の意識とはまったく異なる印象を相手に与えてしまい、誤解されることもあるわけです。
自分ではそんなにおかしな角度をつけていない、と思うかもしれませんが、実際に私の面接インプレッショントレーニング中にも、アゴの位置に癖があり、損をしている方は大勢います。
たとえば、面接では緊張してしまって、よくうつむき加減になっている方がいますが、うつむいてアゴを引いたままアイコンタクトをすると、いじけているように見えますし、そのままニターッと笑顔にすると、卑屈な感じに印象を与えてしまいます。アゴは引き過ぎず、上げ過ぎず、感じの良い位置を確認してください。とくに話し出すと、このような癖があらわれる方が多いので、気をつけるようにしましょう。
また、椅子を浅く着席して背もたれに背中をあてた場合には、面接官から見ると、アゴは上がり気味になります。アゴの角度だけで、面接官に生意気な印象と不快感を与えてしまいますので、座る姿勢にも注意が必要です。
ステップ2 面接中のベストポジション角度(3)を作る
鏡に向かって姿勢を正してください。そして、図1の(3)のように正面を向きましょう。すると、図2の左のようになるはずです。
誠実感や説得力のある顔つきになっていますよね。自分で感じの良いアゴの角度を確認してみましょう。面接中は、この位置がベストです。

ステップ3 角度(2)で自信・余裕を示す
表情はそのままで目は鏡を見たまま、図1の(2)の位置までアゴを上げてみてください。すると、図2の右のようになります。
先ほど誠実に感じられた自分の顔が、自信家で余裕のある雰囲気の人になっていませんか。猫背の方は、とくにアゴが上がりやすいので気をつけましょう。背筋を伸ばしただけでアゴが正面を向きますし、慣れればそのほうが見た目の印象も良くなり、体も疲れませんよ。(次ページへ続く)



