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皆さん、転職活動の情報収集はどうなさってますか? まさかシューカツと一緒で、「〇〇ナビ 社会人編」に登録して、そこに掲載されている企業からだけ選んでいる、なんてワケはありませんよね。それだと、転職難民行きの可能性も大です。そこで今回は、ライバルに差をつける情報収集術をお届けします。第1回は「見本市・業界イベントへ行け!」です。 【バックナンバーはこちら】



学生のシューカツノリで、転職の情報収集していませんか?

 キャリアジンで『人事が教える「採用の決め手はここだ!」』を連載している、常見さんと一緒に就活本を作っています。そのため、資料も手当たり次第読んでいます。

 先日は、2009年2月に休刊した『就職ジャーナル』(6月1日よりWebで再開)のバックナンバーを読み込んでいました。1989年から1999年まで11年分、一気にです。バブル経済のときは本当に就活も甘い。というか、学生をチヤホヤしていたのだなという発見もありましたが、それはおくとして。

 読んでいて気づいたのは、就職・転職活動の情報収集方法が、今も20年前ほど前のバブル期も、大きくは変わっていない、ということです。インターネットのおかげで便利にはなりましたが、大枠は変わらず、ずっと浅いままなのです。

 学生の情報収集方法は浅いまま、就職できた社会人もその浅さを引きずっている、そんな印象を持ちました。

 まぁ、学生だと、OB・OG訪問をして、大学の就職課に行って、有名な就職情報サイト(あるいは『就職情報誌』)を使って、会社説明会に行って、『面達』読んで…といった具合かな。

 仕事が有り余っていた時代はそれでもよかったでしょう。しかし、就職が難しいといわれているこの時代に、同じことをしていてはうまくいくはずがありません。

 もうオレは就活は終わったんだ、転活の話をしろ、という読者の方声が聞こえてきそうですね。はい、もちろんこれからしますよ。私が思うに、就活時代の情報収集の浅はかさが、現在の職場や自分の仕事への不満や、安易な転活につながっているのではないでしょうか。

  皆さんお忘れかもしれませんが、本連載タイトルは「転職難民に落ちるな!」です。落ちないためには、「仕事を見つけるための情報収集」に対する考えを、改めねばなりません。そこで、今回から不定期で、あまり行われていないけれど有効な情報収集のノウハウをお伝えしていきます。

ライバルに差をつける情報収集術「見本市・業界イベントへ行け!」

 第1回は「見本市・業界イベントへ行け!」です。ネット、新聞、雑誌や書籍を使っているようでは、ライバルに差をつけられません。

 千葉県の幕張メッセで開催される「東京モーターショー」なら、車に特別興味はなくても、名前くらいはご存じでしょう。主催は社団法人日本自動車工業会。トヨタ自動車をはじめとする、メーカー14社が会員になっています。さて、トヨタや日産に就職したい大学生のうち、「東京モーターショー」に実際に足を運んだ人はどれだけいるでしょうか、ということです。

 「東京モーターショー」ほど、大型かつ知名度が高くなくても、あらゆる業界が同様のイベントを開催しています。志望業界のイベントを覗いておくことは、「自己PRで使える」など、トクすることはあっても、損はないはずですよ。

 こうしたイベントが開催される目的は、業界内の交流が第一点。第二点として、業界外への広報宣伝があります。業界外、というのは一般ユーザーのこと。つまり、誰でも該当します。ならば、転職希望の社会人も、就活学生も、該当しないわけがありません。私たちも入れるのです!

 業界イベント、というと敷居が高そうですが、実際にはそれほどでも。あるイベントなどは参加企業が気前よく試供品や景品を出すため、どう考えても業界とは無関係の一般人であふれ返っています。かく言う私もその1人ですが(笑)。

 業界はもちろん、最近なら「エコ」などのテーマを設けてイベントを開催し、かつ参加企業は少しでも自社のいいところを見せようとしています。それをイベントでまとめて見ておけば、どこが良いのか、あるいは良く見せようとしているだけなのか、わかる点もあるでしょう。見本市や業界イベントは、意外と役に立つのです。

 とはいえ、広い会場です。見本市イベントを回る際のポイントを3つ紹介しましょう。

(1)イベント会場のスケジュールをチェック

 東京ビッグサイト、東京国際フォーラム、幕張メッセ、インテックス大阪など大きなイベント会場のHPにある「イベントスケジュール」を確認しましょう。会場にもよりますが、半年先くらいまでは掲載されています。

 イベントによっては事前予約者のみ無料、というイベントもあります。また、一般人不可、というイベントでも交渉次第で入れることもあります。

(2)会場に到着したら、パンフレットを読む

 会場内イベント(講演、豪華景品の配布時間、ミニコンサートなど)の有無やブースごとのスケジュールが明記されています。こちらも、イベントによってはHPに事前に出ていることもあるので、見ておくといいでしょう。

(3)気になるブースでは話を聞く

 東京モーターショーやアニメ関連を除けば、きれいなコンパニオンのお姉さんは数人。あとの説明要員は、現場で働く社員が来ています。結構な役職者も来ているので、話を聞いておきましょう。場合によっては、転職活動時に有利になる可能性も。

(4)説明会コーナーなどにも参加する

 ブースによっては、スケジュールを決めて説明会を実施しています。参加してアンケートに答えれば景品が貰えるという形式で、すぐにでも景品を貰いたい一般人やどっかのライターは舌打ちしつつ敬遠してしまいます

 転職のための情報収集でも、いちいち説明会に参加するのは面倒かもしれません。ただ、全部とは言いませんが、せっかくの機会なのでいくつかのブースでは説明会に参加するのもいいのではないでしょうか。

 それに企業の方も最近はタダ貰い一般人・どっかのライター対策をしているせいか、説明会方式を取り入れる企業が増えています。そのため、説明会を敬遠していくと見どころはまったくなし、というイベントもあります。

 まあ、説明会に参加して、30分もタルい話を聞かされた挙げ句に景品がクリアファイル1枚で、「どの口で豪華景品と言うよ」とぶち切れることもありますが…。(次ページへ続く)


 
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INDEX
ライバルに差をつける転職情報収集術(1) 見本市・業界イベントへ行け!
学生のシューカツノリで、転職の情報収集していませんか?

ライバルに差をつける情報収集術「見本市・業界イベントへ行け!」

景品目当てでもOK(?) さぁ、イベントへGo!





著者プロフィール
石渡 嶺司(イシワタリ レイジ)

1975年北海道札幌市生まれ。私立北嶺中・高等学校、代々木ゼミナールを経て東洋大学社会学部社会学科に入学。卒業後、派遣社員、無職、編集プロダクション勤務ののち、2003年にライターとして独立。以後、大学・教育問題や学生の就職活動などを中心に評論・執筆活動を行う。全国の大学を見学して回り、2008年現在、300校を超える。著書は『転職は1億円損をする』『最高学府はバカだらけ』のほかに、『進路図鑑2010 』(光文社ペーパーバックス)などがある。2008年11月に刊行の『就活のバカヤロー』(光文社新書)が10万部を超えたほか、過去の著作はすべて書き下ろし・黒字化していることが自慢。

「ライター石渡嶺司のブログ」

 






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