自分磨きは朝するのがブーム 今、「朝活」が熱い!

さまざまな会社からラブコールが来るような、求められる人材になるためには「自分磨き」が必要です。とはいえ、ビジネスパーソンは忙しいもの。仕事に追われる毎日で、いったいどうやって時間を作ればよいのか、という声が聞こえてきそうです。
しかし、よくいわれるように時間は自ら作り出さなければ生まれません。そこで私がお勧めするのは、「朝活(あさかつ)」です。朝活とは文字通り、朝の時間を使って活動するというものです。
ご存じのとおり、朝活は意識の高いビジネスパーソンの間でブームになりつつあります。私も朝活実践者として、2009年6月に『人生を変える朝活!』(青志社)という本を上梓しました。「就活、婚活ときて、今度は朝活ですか…」と戸惑う方もいらっしゃるかもしれませんが、今回から数回にわたり、本の内容も踏まえてお届けしたいと思います。
世の中が朝活を応援する流れに
マクロミルが6月11日に発表した「会社員の朝活動 実態調査」によると、現在、朝活を行っている人は全体で14.8%、今後始めたい人は19%と、朝活の実践にポジティブな人が3割を超えました。40代、50代ではすでに「行っている」が、20代、30代では「これから始めたい」の割合が高い傾向にあるようです。

とはいえ、早朝ジョギングや読書を行う人は以前からいましたし、「朝早く起きて活動する」というのはそれほど新しい概念ではありません。ただ、朝活という言葉が生まれ、意識され、ブームになりつつあるのが今なのです。
そのきっかけの1つが、「ワンダ モーニングショット」のメーカー、アサヒ飲料が実施・発表した「朝の国民投票」です。ここに、「朝活」という言葉が登場、広く定着するきっかけとなりました。モーニングショットのサイト内には、「朝価値研究所」なるコーナーまで登場し、朝生活に関する情報発信が行われています。
また、朝活ブームの背景には、その活動を可能にする環境の変化があります。ある時期から、早朝営業の英会話スクールやフィットネスクラブ、喫茶店が増えました。市民講座もあれば、2009年4月には、出勤前に学ぶ「丸の内朝大学」がスタートしています。
なぜ今、「朝活」なのか?
なぜ今、多くの人が朝活にポジティブに反応するのか。私は、「人生を楽しもう」という気持ちの表れだと考えています。
「100年に1度の大不況」は耳にタコができるほど聞かされました。そのため、給料は下がり、ボーナスもカットされ、リストラも身近に迫ってきた…。実態は、明るい兆しも見えつつあるのですが、基本的に暗いニュースであふれています。

世界経済の影響を受ける日本経済、その影響を受ける会社といったものは、私たち個人が努力しても、なかなか変えられるものではありません。しかし、自分の生活ならコントロールできます。
暗いムードに反発して、「こんな時代だからこそ人生を楽しもう」「朝活で徹底的に自分磨きをしよう」と燃えている人が多いのではないでしょうか。今回の朝活ブームからは、ネガティブな時代へのポジティブな反発が感じられるのです。 (次ページへ続く)



