生きるか死ぬか――それほどに切迫したところまで追い詰められて、自分らしく生きることを選んだはるな愛。自分らしく生きることでまわりも幸せにしていく彼女のタレントとしての顔、歌手としての顔、そして経営者としての顔に迫る。
3歳からずっと悩んできた幼かった自分に、いま伝えたいこと

――ご自身が支持を集めている理由はどういったことだと思いますか?
私は男の子に生まれて、女の子になって、芸能界に入りたかった夢をかなえましたが、たぶん普通に男として生まれてきていたら、できること、したいことだけじゃなく、できないこと、現実に無理なことをいっぱい考えて、自分でストップをかけてしまっていたと思うんです。
そんなこと考えずに、みんな羽ばたいていいのに、まわりの人の意見なんかに左右されていますよね。
私の場合、まわりの人のことを考えると生きていけない壁にまでぶつかっていったんです。だから、なんでもやってみてからだって。自分で加減してもわからない人生なら、やってみたほうがいいということを思いっきりやったら、こういうステージに連れて行ってくれたんですよね。
――ファンの方からはどういった声が多いですか?
やっぱり元気をもらうとか、勇気付けられるとかですね。ありがたいことに、女性のファンの方が、すごく多いんです。あとちびっこ。ちびっこなんて、ファンレターにシールをいっぱいくっつけて手書きで「大きくなったら愛ちゃんみたいになりたい」なんて書いてくれるんですよ。私が女の子に憧れて、一生懸命がんばっているのに、そういう声は本当にうれしいです。
また女性のファンの方が多いのは、私が女の子に憧れて、一生懸命女の子を勉強している結果だと思います。だって、女の子がそこまで「女の子になりたい」なんて表現できないでしょう? でもみんなだって、本当はきれいになって女らしくなりたい。それがリアルな声なんじゃないかな。そういったリアルな声のところへ向かっているから、支持してもらえるのかなって。
男であることが、これだけの場所に出してくれたんですよね。最高に幸せな生き方だと思います。
――いま、夢だったところに立って、いかがですか?
毎日、夢みたいです。でも不思議とまた目標ってできてくるんですね。もっとこうなりたい、こんな仕事がしたいって。
それから3歳からずっと悩んでいた大西賢示くんに会って――……信じていて大丈夫だよって、いいんだよって、だれかきっとわかってくれる人に出会うから。そこから道が拓けるからっていってあげたいですね。それくらい幸せです。(次ページへ続く)



