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 夏休みなどの長期休暇は、資格取得やスキルアップに向けて情報を集めるいい機会です。大学専門の石渡さんがお送りする学費と時間をムダにしない大学選び、第4回は「公認会計士」です。【バックナンバーはこちら】



憧れの難関資格といえば、公認会計士

 大学の選び方、第4回は公認会計士です。

 公認会計士は、監査業務などを行う会計と監査業務のエキスパートです。監査とは、会社の作った決算書が正しいかどうか確認する作業です。監査の上で、その決算書が正しければ正しいと認める監査報告書を書きます。

 会社の決算書はこの監査報告書がなければ成立しません。もし証券取引所に上場している企業であれば、上場廃止になります。非上場企業でも資本金5億円以上の大企業は、監査が義務付けられています。それに、監査報告書なしでは決算書が適正かどうか分かりませんから、銀行融資なども難しいでしょう。

 一方、経営コンサルタント的な立場で相談に乗り、指導する公認会計士もいます。公認会計士は、登録すれば税理士の業務も行えるので、税務上も含めてアドバイスをする場合もあるようです。

 ただし、監査業務と相談業務の同時提供はできません。これは馴れ合いを防ぐためです。監査業務をする会社の株を買ったり、銀行だと融資を受けることなどもできません。高い倫理観が求められる職業と言えるでしょう。

公認会計士試験で科目免除になる、会計専門職大学院が増加中

 さて、公認会計士試験は受験資格は特にありません。次のステップで進みます。

  1. 短答式試験…科目は財務会計論、管理会計論、監査論、企業法の4科目
  2. ※短答式試験合格者は翌々年まで免除


    ↓合格すると

  3. 論文式試験…必須の4科目(会計学、監査論、企業法、租税法)と選択科目1科目(経営学、経済学、民法、統計学)
  4. ※科目合格制なので合格科目は翌々年まで免除


    ↓合格すると

  5. 業務補助や実務…合格前の期間も含む

  6. ↓2年以上従事すると

  7. 修了考査…晴れて公認会計士に

 社会人が公認会計士を目指す場合、試験対策の専門学校で勉強するか、大学に編入するか、会計専門職大学院に入学するかのいずれか。まだまだマイナーですが、増加しているのが会計専門職大学院。2009年現在、全国に18校開設されています。

国公私都道府県名大学名夜間開講あり
国立北海道北海道大 
国立宮城東北大 
私立千葉千葉商科大
私立東京大原会計大学院大 
私立東京青山学院大 
私立東京中央大
私立東京法政大 
私立東京明治大 
私立東京LEC大
私立東京早稲田大 
私立愛知愛知大
私立愛知愛知淑徳大 
私立京都立命館大
私立大阪関西大 
私立兵庫関西学院大
私立兵庫甲南大 
公立兵庫兵庫県立大 
私立熊本熊本学園大 ●
※2009年4月現在。正式名称は省略。夜間開講の時間帯は大学によって異なる。

 会計専門職大学院は2年制、もちろん学費はかかります。時間とお金に対するメリットは何かというと科目免除。大学院修了者は短答式試験のうち、企業法以外の3科目が免除されます。(次ページへ続く)


 
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INDEX
社会人のための「使える大学」の選び方【4】 通えば3科目免除となる、会計職専門大学院が増加中
憧れの難関資格といえば、公認会計士

公認会計士試験で科目免除になる、会計専門職大学院が増加中

東京の難関大学が上位を占める、合格者数ランキング




著者プロフィール
石渡 嶺司(イシワタリ レイジ)

1975年北海道札幌市生まれ。私立北嶺中・高等学校、代々木ゼミナールを経て東洋大学社会学部社会学科に入学。卒業後、派遣社員、無職、編集プロダクション勤務ののち、2003年にライターとして独立。以後、大学・教育問題や学生の就職活動などを中心に評論・執筆活動を行う。全国の大学を見学して回り、2008年現在、300校を超える。著書は『転職は1億円損をする』『最高学府はバカだらけ』のほかに、『進路図鑑2010 』(光文社ペーパーバックス)などがある。2008年11月に刊行の『就活のバカヤロー』(光文社新書)が10万部を超えたほか、過去の著作はすべて書き下ろし・黒字化していることが自慢。

「ライター石渡嶺司のブログ」

 






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