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いい歳になってくると誰も欠点を注意してくれないもの。社会人は、自分で自分をダメ出ししていくことでしか、成長できないのです!



 こんにちは。

 突然ですが、あなたは人からどう思われていますか?頼りがいのある人?仕事が早い人?…それともうざったい先輩?

 ちなみにわたしは……わからないですが、悪い人とは思われていないはずです……。ちょっとおおざっぱですが……。

 そんな自己開示はともかく、自分が人からどう思われているかを知るのは大変難しいことです。特に「あの人ってダメだよねー」と思われているときは、おもに陰で言われるだけ。特に歳を重ねていくと気を遣って誰も注意してくれなくなってしまいます。自分でダメ出ししていかないと成長しない……という、めっちゃまともなお話で申し訳ありませんが、おつきあいくださいませ。

人は人に明示的に「ダメ出し」しない

 新人ならともかく、ある程度社会人歴の長い人が「ダメ出し」されることはまれです。なぜなら理由は簡単、言いにくいからです。そして、陰で「あの人まずいよねー」と噂になったりしているわけですが、処世術に長けた人ほど、ダメな人をダメじゃない人のように扱うのがうまいので、本人が気づく機会がなかなかありません。そもそも、気づかれないための陰口ですから。

 そこで、「裏でいろいろ言ってズルい。正々堂々と言え」と思う人もいるかもしれませんが、堂々とダメ出しなどされてしまったら、その人の立場がなくなってしまいますし、自分から進んでそんなにプライベートでのつきあいもない職場の人のスキルアップのために、あえて悪役を引き受ける、ボランティア精神満載の方はなかなかいないでしょう。

 もともと、問題のある人というのは危機感が足りないから問題を積み残したままなのであり、周囲の反応などのちょっとした兆候を見逃してしまうわけですが、明示的にダメだしされない中で、自分の欠点を見つめ、それを直していくことが、残りの会社人生を平穏にすごすコツなので、アンテナをしっかり立てていきたいところですよね。

真逆のセルフイメージを持っている場合もある

 恐ろしいのは、「自分の欠点を自分で自覚するのが難しい」という点です。

 あなたの周囲にいる人を思い浮かべてみれば思い当たる人がいると思いますが、自己認識が決定的にズレている人というのは、自分が思っている自分のイメージと世間が持っている自分のイメージが完全に逆である場合も珍しくありません。たとえば、ものすごく神経質で周囲から「いっしょに仕事をしづらい」と思われている人がふと「自分はおおらかだから」と口走ったり……そんなふうに自分のことを評価していたら、自身の態度を改めることもないでしょうし、それゆえ、どうでもいいことをネチネチ言う人でいつづけることは間違いないでしょう。

 なぜこのようになってしまうかというと、無意識に自分の「かくありたい」というイメージを補強するのに有利な情報のみを収集し、「自分は大丈夫である」と信じ込もうとする心の動きがあるからで、「自分イズOK」と思ってしまった結果、その欠点が野放しになったまま、という状況なのです。

自分の欠点を自覚することは難しい

 そして、いままで書いてきた事柄に職場でもっとも当てはまるのは……自分だったり、という可能性は決して否定できません。ズレている人に向かって「あなたズレてるよ」と言ったことがある方は、そう言ったときの相手の驚く顔を思い出していただければと思います。自分が誰かに「ズレてるよ」と言われた場合と大差ないのではないでしょうか。

 完全にダメになってから気づいてもすでに手遅れ、というか、人間性における問題点というのは、「手遅れになったことで気づく」。わかりやすい例で言うと、明らかに窓際社員扱いの人事異動があったなど―という恐ろしい構造になっているため、自分に問題がある場合、大惨事が起こる前に手を打つしかないのです。

 しかし、いったい自分が大丈夫かどうか、どうやって知ることができるのか、ということですが、それはどうやって自分の行動を客観化(=数値化)して管理できるかというところによってきます。


 
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INDEX
「自分で自分にダメ出しすること」の重要性
人は人に明示的に「ダメ出し」しない

真逆のセルフイメージを持っている場合もある

自分の欠点を自覚することは難しい

どこからが『しつこい男』なのか? 線引きで考えてみましょう

自分を数値で管理することで、自分自身にダメ出しをする




著者プロフィール
ココロ社(ココロシャ)

大阪府出身。東京大学文学部を卒業後、ゲームのプランナーを経て、現在は平凡なサラリーマン。商品企画、広告、ソフトウェア開発などを中途半端に経験する。その傍らでブログ「ココロ社」を運営。昆虫写真は「気持ち悪い」と不評だが、youtubeのオリジナル動画が海外のニュースサイトなどで注目を浴び、また、ネットでの複雑な人間関係を解きほぐす記事などが好評で、各種の賞を受賞する。






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