大学の選び方、第9回は3つのネタをまとめたサービスパック編です。
大学ネタは今回で最後にする予定だったのですが、1本書けるほどのネタがもうなくなっていました。幸い、かき集めればまあ1本できる程度はあったので、「サービスパック」になった次第。
え? そんなの著者の怠慢じゃないか? まあ、そうおっしゃらずに。違うネタが一気に3本も読めてお得じゃないですか。お得ですよね。得だと言え、言ってください(涙)。
生き残るには、専門分野の知識がマスト「弁理士」
特許・商標権などを特許庁に出願する際、代行する知的財産の専門家が弁理士です。訴訟の代理権も認められています。ただし、弁護士なら無試験で弁理士登録ができるため、専門分野に熟知していない弁理士は今後、不利になっていくでしょう。その点、技術に詳しい理工系出身者であれば、生き残り可能とされています。
取得後は、特許事務所に勤務するか、企業の法務部などに所属するか。ただ、取材した限りではすぐ特許事務所を独立開業できるか、というとそれほどでもなさそうです。
弁理士大学別合格者数ランキング
| 順位 | 大学 | 合格者数 |
|---|---|---|
| 1 | 東京 | 61 |
| 2 | 大阪 | 42 |
| 3 | 京都 | 41 |
| 4 | 早稲田 | 39 |
| 5 | 東京工業 | 33 |
| 6 | 慶応 | 32 |
| 7 | 名古屋 | 26 |
| 8 | 日本 | 18 |
| 9 | 東北 | 16 |
| 10 | 九州 | 15 |
| 11 | 東京理科 | 13 |
| 12 | 横浜国立 | 11 |
| 13 | 神戸 | 10 |
| 13 | 明治 | 10 |
| 13 | 筑波 | 10 |
| 16 | 東京農工 | 9 |
| 16 | 千葉 | 9 |
| 16 | 関西 | 9 |
| 19 | 北海道 | 8 |
| 20 | 大阪府立 | 7 |
| 20 | 首都大学東京 | 7 |
| 22 | 上智 | 6 |
| 23 | 立命館 | 5 |
| 23 | 金沢 | 5 |
| 23 | 名古屋工業 | 5 |
| 26 | 広島 | 4 |
| 26 | 関西学院 | 4 |
| 26 | お茶の水女子 | 4 |
| 26 | 大阪工業 | 4 |
| 26 | 静岡 | 4 |
通っているのは企業派遣ばかり MBAなどの社会人大学院
たまに、「今の仕事を辞めて、社会人大学院に通ってから転職活動をしたいと思う」と相談されます。実際、MBAを取得するなどの目的で通っている人が、一定数いるようです。しかし、社会人大学院にはそれほど価値があるのでしょうか。
実は、どこも学生集めに苦戦しています。ボロボロとまでは言いませんが、企業に学費を負担してもらって通う「企業派遣」の大学院生がいるからです。
社会人大学院の特集を組んだ雑誌やムックには、必ずといっていいほど社会人大学院生が登場します。その中から企業派遣でない人を探すのは、至難の業といっていいでしょう。仕方なく企業派遣の社会人を出して、企業派遣の点にはあまり触れないという編集方法もなくはありません。
社会人大学院を検討中の会社員の方は、まず、自社に企業派遣の制度がないかよく調べてみてください。個人で負担する場合、費用はもちろんかかります。それに仕事を辞めた後だと、頑張って勉強しても転職できるかどうか、まったく保障がないという点も不安材料。企業派遣が特にない場合でも、できるだけ仕事と両立させながら通う方がよろしいのかな、と。(次ページへ続く)



