2010年度と比較した、2011年卒の新卒採用人数を尋ねると、「横ばい」がもっとも多く43.6%、「増やす」はわずか9.5%、「減らす」「実施しない」はそれぞれ、21.6%、7.4%にも上る。

2010年卒生は「ゆとり世代」。採用活動を通してそれを感じたか尋ねると、「とても感じた」が15.9%、次いで「やや感じた」(35.8%)の合計が半数を超えた。

どのような点を「ゆとり世代」だと感じたか尋ねると、「欠勤の連絡を親がしてくる」「『どこに就職したら良いのか教えてほしい』と言う人が多い」「義務は果たさなくても主張だけはする」などの回答があった。
人事担当者として人を見るときの注意点を尋ねると、「話し方」が39.5%でトップ、次いで「立ち振る舞い」(25.3%)、「表情」(23.6%)という結果となった。

また、経済産業省が掲げる「社会人基礎力」の中で新卒新人に対して求めるものについては、「主体性」(55.9%)、「柔軟性」(41.8%)、「実行力」(41.5%)という結果となった。

調査元では総論として、「10年卒の就職活動は、当初売り手市場だったのが一転、氷河期に突入した。11年卒は就活開始当初から厳しい就職戦線が予測されており、昨年よりもう一段階冷え込むだろう。一方、企業は予算こそ縮小気味ではあるが、欲しい人材を十分に取り込める余地がある『買い手』企業と、限られた採用枠を少しでも早く手に入れたいと思う学生との間で意識の相違があるように見受けられた」とコメントしている。
本調査は、全国の20~69歳男女の人事担当者を対象に、2009年10月9日~10月13日に行った。回収サンプル数は800である。



